四阿山(その3)
二人の年配者が下りてきた。山頂への道が見つからないので、下山するという。いくつかのパーティがもう30分以上探しているが、分からないそうだ。そうなのか、よし彼らと一緒に下山しようと待つ事にした。ところが6人の若者が小雪のなか、腰まで埋まりながら、懸命に目印を探している。・・・30分経過・・・一人がついに松の枝のピンク色のテープを見つけた。しぶといというか、下山のチャンスを逃してしまったが、追いていくことにした。深い樹氷のなかは音も風もなく、白い無の世界にいるようだ。しばらくこのなかを歩き続けたいと思ったのは、きっと若者らと登っている安心感があったからだろう。そして頂上に行けるという喜びもあったのかもしれない。写真で見た夏山の階段が雪のなかに現れた。このすぐ上に、頂上がある。
6人の若者が頂上へのルートを探している
若者の一人が、頂上へのルートを見つけた
写真で見た夏山の階段がすっかり雪のなかだ
雪が深いが、もう少しで山頂だろう
山頂の標識を眺めながら、氷点下の遅い昼食をとる。でも、お握りが美味い!
さあ、気をつけて下りよう。予定を二時間半オーバーしていた
2012年11月21日 15:36 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
神の使い人が6人に増えて頂上へと導いてくれたわけネ!
A)
寒いから早く諦めて、下りようよ〜
と、待っていたのに、彼らは神の使い人になってしまった(^^;
そして旅人は天にも昇る気持ちになって、導かれました〜♬
2012年11月21日 16:09 | 権之助
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