四阿山(その4)


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予定をオーバーして登山口まで下りてきた。すでに落ちかけた陽は、山の端から低山のカラマツ林にオレンジ色の光を送っていた。娑婆は、まったく別世界だ。冬から秋の世界に戻って来て、また季節通りの道を歩いていく。
C.W.ニコル氏も常々語っているが、日本の自然の多様性はすごい思う。北に流氷、南にサンゴ礁があるのは日本だけだ。広大な森の恵みは自然環境を整え、人の心を癒す。ドイツのようにもっとこの森を活かした国づくりが出来ないのだろうかと思う。



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週末の並木には、まだ緑があった。それがわずか三日で、こんなに黄葉


コメント

雑木林が多かった頃は、春は山桜があちこちに咲。
山つつじ・山藤・ネムノ花が咲き。秋は山もみじ・ケヤキの紅葉や黄葉も多く綺麗でした。冬には山椿も咲いていました。
また桔梗やオミナエシ・リンドウ等、冬には青木の赤い実等もいたるところで見る事が出来ました。
ヒノキや杉に植林し山の景観も台無しになり、街にまで花粉の津波、木の実がなくなった生き物たちは里に出てくるようになってしまいました。
今更どうしょうもありませんが、先を見通せない人間の愚かさを思い知らされています。

A)
輸入木材に頼っているために、森が上手く利用されていません。
もっと林業の仕組みを変えて、木を活かすことはできないのだろうかと思います。

東京の高尾山には、山ツツジ、フジ、山ザクラなどが見られますよ。
山ツツジの淡い色合いは、山ザクラとマッチして、なんとも美しいです。
春が、今から待ち遠しいです。

2012年11月22日 21:13 | tama

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