山の秋を探して(2)
枯れ葉の積もる山道をゆっくり上がっていく。このコースはとても楽だ。約一時間登れば、高尾〜陣馬山の尾根道に出られるからだ。落葉した林には燦々と日が射すから、落ち葉は乾き、歩く度に気持ちの好い音を立てる。とくにホウノキの葉は大きいので、踏みつけるとシャリシャリとひと際高い音がする。この音と葉が朽ちてゆく匂いは、秋の山の楽しみの一つだ。
尾根道に出ると突然人が多くなる。ここまで数人としかすれ違わなかったので、高尾山の現実に戻ってしまう。仕方がない。ここから景信山まで踏み固められた尾根道を歩こう。
落ち葉をよく見ると、木の種類が多いことが分かる。思わず仰ぎ見ると・・
花も虫もまだ頑張っている
2012年11月27日 15:12 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
殆ど落葉樹のようですね。
落ち葉を踏みしめる音が伝わって来る感じです。
樹木は役目を果たすと潔く散り、落ち葉は腐葉土と成って
次の芽吹きの肥料となって山を育てて行くのですね。
これだけ種類も多いと落ち葉も絵画になりますね。
A)
自然の色は、ありのままの姿。とくに秋の色は心引かれますね。
そして何も無駄がない循環。学ぶことが多いです。
都会に疲れたら、みんな、山にいらっしゃい〜
そんな気分です(^^♪
2012年11月28日 09:08 | tama
いつも素晴らしいお寫眞には感動して居ます。
落葉を踏み締める音と、黒く朽ち果てて行くあの湿った様な獨特の秋の香りが漂って來ます。
かふ言ふ處は獨りで、物思ひに耽りながら、ゆっくり歩き度いですね。
前の驛のラッシュアワーの様な寫眞の人達が團體で踏み込んで來たら、秋の樹木達も吃驚して目を見張ってしまふでせうね。
A)
そうですね〜。静かな山には、好きな本を一冊携えていきましょうか。
たとえば串田孫一の詩集か山のエッセイでも・・・。
山への思いがさらに深まり、高まりますね。
彼の本を読まれているのではありませんか?
2012年11月28日 11:32 | 雅蘭洞英齋居士
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