豚の饅頭


シクラメン.jpg

知らなかった。この可愛らしいシクラメンの和名がなんと「豚の饅頭」。豚まんと言えば、横浜中華街の旨味たっぷりの饅頭を思いだすが、なぜこの花にそんな情けない名前がついたのか。調べるとこうだ。
明治の植物学者大久保三郎という人が、シクラメンの英名「sow bread」(雌豚のパン=シクラメンの球根が豚の餌になることから命名)を日本語に翻訳した名が「豚の饅頭」。花への優しさがみられない凄い命名だ。しかし、それを不憫に思ったのかどうか知らないが、日本のある貴婦人(九条武子だといわれている)が、「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた牧野富太郎が名づけたのが、「篝火花」。こちらは上手く言い当てている。いずれにしてもいまそんな名前で呼ぶ人たちはいないが・・・。


コメント

こんにちは、
なんとそんな由来が有る花とは存じませんでした。
外国から輸入された花だとばかり思っていました。

昨日ミニのシクラメンを使って趣味の園芸の時間に
寄せ植えのリースを作っていました。
可愛くてなるほどと思って見ていましたです(*_*)

A)
失礼をいたしました。
原産はイスラエルからトルコとあります。
日本には明治時代に輸入され、栽培が始められたようですね。

開花期間が長く、葉だけを残しておくと、翌年も楽しめるようですよ。

2012年12月17日 14:27 | tama

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