餌台
そっとカメラを向けても、気づいて飛び立ってしまう
弟が作った鳥の餌台に、妹がいくつかに切り分けたミカンと種子らしき餌をバラバラと蒔いた。聞けば毎朝だという。餌台は、母がソファから観察できるようにベランダの角に設置してある。餌台の作りを見ると、粗野だがなかなか趣きがあって、母と鳥たちへの愛情がこもっている。柱を補強しているのか、アール状の枝が優しい。
餌台のことをすっかり忘れて、ストーブのそばで微睡んでいたら、外が何だか騒がしくなった。カーテンの隙間から観ると、二十羽ほどの雀が喧しく餌を啄んでいる。これは面白い。啄むたびにキョロキョロするもの、一心不乱に啄むもの。どれも個性的だ。しばらくすると一斉に飛び立ち、スッと一匹のヒヨドリがやってきた。こいつはミカンが好きだ。雀たちは、そばの松の枝で大人しく待っている。テレビをぼんやり見ているよりもよほど面白い・・・。カササギ、シジュウカラ、カラスまでやってきた。純粋の田舎育ちなのだろう。カメラを向けると皆飛び立っていく。警戒心が強い。
これが結構大きい。台を入れると、左右70㎝くらいはある
スズメ目カラス科のカササギ。一説によると韓国からの貨物船で持ち込まれたという
2013年2月19日 16:23 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
おかえりなさいませ。
アジのある餌台ですね!流木ですか?下はちゃんと彫ってあるのでしょうか、
アール状の枝のデザインで、凄く優雅に見えますね。
アールヌーボー!を意識?!こんな手作り大好きです。
お母様の鳥を見られる喜びが伝わってきそうです。
A)
下の台は、流木ではないし、彫ってあるとも思えない。
何とも不思議・・・。
屋根も薄いマサのようなものが敷いてありました。
冬はとくに餌が少ない季節だから、鳥たちにとって、ここが大切な食事処
自然貢献かな(^^ゞ
2013年2月19日 20:59 | かに
お帰りなさい。北海道士別市朝日町の天塩岳(標高1558メートル)で遭難事故のニュースが入った時はびくっとしました。 でも17日入山と言ったので別の人達と分って安心。
弟さんの作られた餌台とてもホットな感じですね。
家族そろってお優しいのですね。
雪景色にとてもよく似合っています。
鳥が餌を啄む様子を見ていたら歌が詠めそうですね。
A)
心配していただきありがとうございます。
さすがに、手塩までは行きません。
そして、スノーモービルと水上バイク!?、あれには異を唱えています。
やかましく、自然を楽しむものには不必要なものですね。
そうですね、兄弟揃って生き物好きです。
妹なんか野鳥のためにわざわざ餌を買っています。
歌は出来そうですね。どんな歌になるかなあ・・・。
2013年2月20日 08:04 | tama
生の山碧木さんをちょっぴりかいま見たような気がして、ほかっと暖ったかい気分。北海道のすずめは太ってる。
A)
そうなんですね〜鳥が脹らんでいます。
ふくら雀、ふくら鳩、そして勇払では
大きなふくらシャム猫が、雪の中を駆けていったのには、しばし呆然〜
きっとエゾシャムネコです (^^;)
妹に聞いたら野良らしく、過疎化が進んでも猫だけは多いらしいのです。
2013年2月20日 20:18 | ~ふ~
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