我が足


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これはオーダーメイドの我が登山靴。日本の名だたる登山家が注文していたこの靴を手にしたのは、今から15年ほど前。足に合った靴が欲しくて、当時四谷にあった登山靴専門店「タカハシ」を訪ねては、老職人が説明する登山靴のハウツウに聞き入った。決心したのは訪れて三度目。我が素足に触れて、身長や職種、生まれを北!と、彼が当てたからだ。もうこの人に任せようとお願いをした。外形がほぼ決まって、完成前の靴に足を入れてみると、その包み込まれるようなフィット感に驚いた。革の厚さは5ミリ、重さが片方1200グラムある。えっ!と思われるかもしれないが、登山靴は、頑丈で重いからこそ足は守られる。指、足首がガードされることで疲れが軽減して、どんな道でも捻ったりすることはない。
もうどのくらいこの靴と山を共にしたことか・・・。もうすぐ出陣だ。


コメント

すばらしい!!!
お誂えの登山靴 まさに足そのものなんでしょうねえ~
お手入れも 行き届いている様子が よ~く見えています。
出陣はどちらへ?

長年 外反母趾で悩んでいる我が足・・・
つい先日 インソールで我慢(泣) 誂えました。

A)
良いでしょ〜!宝の靴です。

山から帰ってきたら、絞った雑巾で汚れを落とし
少し乾かしてから、油をひとさし指と親指で擦り込んでいきます。
この時には、薄く延ばして付け過ぎに注意。
全てにオイルが塗られたら、しばらくおいて
大きなブラシで、かがとに向けて一方方向にブラッシング。

中に拳大に丸めた新聞紙を5つほど入れて形を整え
ヒモを結んでいきます。
命を支えてくれる、大事な相棒です ♬

この靴は左右が微妙に違うそうですから、
ぜひ一度オーダーメイドでつくられたらいかがでしょうか(^^ゞ 

2013年3月 8日 14:41 | おかいこさん

良くお手入れの行き届いた靴ですね。
足をいかに大切になさっているかを伺い知る事が出来ます。

思い体重を支えていてくれるのですから守らなければね。
花粉の蔓延する時期 山登り大丈夫ですか( 一一)

A)
山に行きたし、花粉は怖し・・・。
足は前に行きたがるのですが、頭は引き気味〜 (^^;) 

今しばらくの我慢、じっと今年の山計画を練っています。

2013年3月 9日 10:48 | tama

オーダーメイドの山靴、しかも15年間履き続けて、古びた感じが全く無い、山碧木さんの山への思いが、どんなにすごいものか、伝わってきますよ。近寄りがたいものさへ感じます。
須賀敦子さんがエッセーのなかで「自分の足にぴったり合った靴さへあれば、どこまでも歩いていけるような気がする」
と書いていますが、近いものがありますね。彼女はイタリアを歩き珠玉のエッセーを沢山残してくれましたよね。
歩き続けて、10年ほど前に、あちらの世界に行ってしまいましたけどね。

A)
そうですね。信頼のおける相棒です。
きちんと油をしておくと少々の雨でも足が濡れることもないし、
雪道で冷たくなったこともありません。

老職人から靴を渡された時に、言われた約束を守っています。
この靴には、彼の魂が込められているから。
靴の細部を見て、しみじみ手仕事の素晴らしさを思います。

須賀敦子さんの本は、新聞などでときどきに紹介されていますね。

2013年3月10日 17:24 | ~ふ~

すごい! ゴールデンシューズですね~!!
どこまでも歩いてゆけそう。

A)
若い頃は、休まなくてもかなり歩けましたが、今はもうダメ。
山以外では、ズシッと重過ぎです〜(^^;

2013年3月11日 16:16 |

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