中棚荘
中棚荘の裏手に廻ると、ここにも野の花が
義母の法要が終わって「中棚荘」という宿で食事をした。ネットには信州小諸・島崎藤村の宿と紹介されている。訪れるのは三度目なので、まずは庭手に続く小径を散策する。シジュウカラの声が木々に響く。都内より半月ほど季節が遅れているのだろうか。ヤマブキやミズキの花がまだ咲いている。ヤギがいたり鶏が放し飼いにされて、ノンビリした空気に包まれている。木漏れ日の下でじっとしていると、とろけそうな眩しさだ。
藤村はなかなかの男前です
宿へ戻ると、壁やちょっとしたテーブルに山野草がさりげなく飾られ、文人の愛した静かなたたずまいが伝わってくる。藤村の頃から、時間が止まっているような感覚。作務衣を着たスタッフの動きは宿に溶け込んでいるし、目を伏せるような静かな挨拶には、もてなしの心遣いを感じる。いつかここで歌会を開いてみたいと思ってから、もう四年が経っている。
これはアマドコロという春の野草
2013年5月14日 13:00 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
わぉ!中棚荘に行かれたのですね。私が前から行きたいとこです。
初恋展?でしたっけ応募したけど落選しました。
大賞だと中棚荘の宿泊券が頂けるそうです。
季節があるけど、林檎風呂になり、お風呂にお林檎がプカプカ浮くのですよね。
小諸の人は、ここで歌会されたのではないでしょうか。
いいですね。中棚荘。憧れです。ここで歌会したいです。
A)
ご存知でしたか〜良い所ですよ。
きっと、いくつもの歌会のグループが利用していると思います。
リンゴプカプカ、香りフンワリ・・・足がニョキ・・・ (^^;)
先日の小諸歌会の後、先生はここに宿泊されたのではないでしょうか。
たしか日記に書いてあったような・・・
吟行歌会に良いかもしれませんね。
高峰高原を散歩して、中棚荘へ
歌会やりましょうか。
2013年5月14日 15:16 | かに
藤村って ほんとうに素敵ですね~
中棚荘 行ってみたいです!!
A)
文系の方は、きっと心ひかれる宿ですよ。
はりこし亭という木造建築は、文化財にもなっています。
吟行歌会をやりましょうか〜
2013年5月14日 18:50 | おかいこさん
母方の祖父が若い頃、藤村に
門弟としてご教示賜りたいとの手紙を書いたところ
「文学に師無しとは私の信条です。(中略)
もし君が私達と同じ道を志して進まれるなら、
万人を師としたまへ。(後略)」
という手紙をもらっています。(おじいちゃんの宝物でした)
長じて、東京に出た祖父が「嶋崎春樹」の表札を見つけて
思わず訪ねてしまったこともあったようで・・・
なにやら、心惹かれます。
吟行歌会、いいですね~。
大磯の鴫立庵もいいわよん。
でも、俳句でないとダメかも?
A)
信州は地元だから、そんなことがあったのですね。
文学に師無し・・・は名言の響きを持って、沁みてきます。
良いおじいちゃん、そしてお母ちゃん。
近くに師匠がいて羨ましいです。
おう〜!もう少し集まれば、中棚亭で歌会が出来る〜(^O^)/
大磯といえば、開高健文学館もあったね。
2013年5月14日 20:56 | 空
藤村の時代から時間が止まってしまった。さふ言ふ處で歌會を遣って見度い。いいですね。皆さんも昔のゆったりと時が流れて居た頃に郷愁を感じて居らっしゃるのですねぇ。又、寫眞が素敵です。
空さまは「鴫立つ澤の秋の夕暮」も良い、と仰る。鴫立つ澤のケーキも美味しいですね。僕の小田原の知人は車椅子の生活なので、車椅子でも入れる葉山の鴫立亭に紅茶とケーキを樂しみに行きます。僕も車椅子を押してお供ぉは辛いね・・奴さんだよぉぅ。
A)
良い所でしたよ。
さて空さんの「鴫立庵」。アチコチに行かれているから詳しいですね。
ケーキとお茶が美味しいのでしょうか。
最後は端唄ですか?
まんざら辛くは聴こえてきませんけど・・・(^_-)
2013年5月15日 06:36 | 雅蘭洞英齋居士
蘭洞英齋居士さま~、鴫立つ澤のケーキ!
まずはこれからですね!!!
ね、アルキメ兄さま。やっぱり秋がいいかな?
A)
おっ、反応が早い!
大磯なら近いからねえ〜
たしか雅蘭洞さんの幼少期の疎開先辺りだったかな・・・
2013年5月15日 11:53 | 空
空さまの 文才は母方さまのDNAも・・・?
葉山の「鴫立亭」久しく行っていませんね~
懐かしいです!
A)
そうなんですよ〜
二世代から貰っているのですから、羨ましいかぎりです。
「鴫立亭」を知らない人は、もぐりでしょうか?
皆さんよく知っていらっしゃる〜〜 (*_*; ハズカシ〜
2013年5月15日 14:07 | おかいこさん
藤村美男子ですね。
この人の本が好きで若い時、良く読みました。
みんな忘れましたですけれど・・・・
なんか懐かしいです。
A)
小学校の4年の時に、藤村が教科書に出てきたことをはっきり覚えています。
思わず「ふじむら」と読んでしまい、仲間に失笑されたからですが
お陰さまで、いくつになっても懐かしいです。
懐古園もすぐ近くにありますよ。
2013年5月15日 14:24 | tama
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