ネジバナ(捩花)
不思議な縁を感じた。このネジバナは、先日の吟行歌会の会場である角川庭園の庭で見つけたものだ。ウィキペディアでネジバナを調べていると、『俳人でもある角川源義が「ねじ花をゆかしと思へ峡燕(かいつばめ)」と詠んでいる。』という一文があった。ということは、角川源三はこの庭に下りて、この花のご先祖を見て詠んでいた・・・。何という偶然だろう。別名、文字摺草(もじずりそう)」の名前もちょっと文学的で、歌会との縁を感じた。
この花を初めて見た時から心ひかれた。上へ上へと手を伸ばしていくような上昇志向。ねじれているようだけど、きりりとして、とても素直な感じ。そして可愛らしい。以前住んでいた家の庭にも初夏になると、ピョンピョン現れて花をつけたのだが、ある年から消えてしまった。それだけにたまに見つけると、懐かしさもあり、うれしくなる。
2013年6月18日 16:30 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
もじずりがここ1週間ぐらいで、あちこち目に付くようになりましたね。けっこう強い野草の花だなあと思います。うちのプランターに今年も咲いています。
みちのくのしのぶもじずり
誰故に乱れむと思う我ならなくに 源融
ねじった姿を、身をよじって恋する人を想い苦しむ様に擬えて歌ったのだそうです。
「しのぶもじずり」でいろいろでています。
A)
「もじずり」。いい響きなこと〜
可愛い花なのに、歌人にはこんな想いに重ねられるのですね。
今度見つけると、違う想いで眺められそうです。
こんな歌にした五行歌人もいましたよ。
のけぞる
爪先
捩花の
螺旋の極みを
知らない
2013年6月18日 21:03 | ~ふ~
ウチのねじねじ君もいつの間にか居なくなってしまった。
芝生の中からピョコピョコと現れるのだが、移植はすべて失敗した。
過酷な環境を好むのか?・・・ランの仲間らしい。
A)
すぐいなくなって、忘れた頃に現れる・・・
寅さんのマドンナ、リリーみたい〜
だからなのか、たまに見つけると、ちょっと幸せにな気持ちになれる。
過酷を好むというより、環境の不一致かもしれない。
サンショウもそうだけど、土ごと移植しなければ、すぐ枯れてしまうから
2013年6月19日 06:50 | 権之助
百人一首のあの歌の「もじずり」が「ねじばな」であったとは・・・!?
また 一つ 学びました。
有難うございます。
ちなみに 我が家の芝生では 今年はまだ出現していません。
A)
最近、良い歌ができず、まさに「もじずり状態」です (^_^;)
近くで見ると、じつに不思議なカタチ。
自然は面白いですね。
この花の種って、売っているのでしょうか。
2013年6月19日 12:12 | おかいこさん
どうしてねじれて咲くのかな と不思議に思って
調べてみましたら、次のように書いてありました。
なぜねじれるのか?
花がみな一方向に向けば茎が傾くので、
花の方で工夫してわざとねじるように
花をつけるようになった、というおもしろい説がある。
(なるほど♪ かしこい♪)
誰が考えたわけでもないのに自然は面白いですね。
A)
あら、ありがとうございます。
まるで人間みたい。
うれしかったり、恥ずかしかったりすると
よくねじれるような所作をしますよね。
ただし子供か若い人かもしれないけれど・・・・
またこの花に、愛着を感じるようになりました(^^♪
2013年6月19日 15:23 | tama
野生の可憐でどこか凛としたねじ花を、
四畳半的エクスタシーで表現するは、ちと、違うなあと
想うのだけど。
A)
なるほど〜
花は色々に詠まれます。
最近つくった花の歌のコメントをいただきたいです・・・
(^_^;)
2013年6月19日 20:23 | ~ふ~
コメントの投稿