ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽)
さて昨日の続き。花が咲くと虫が集まる。ということで、ムシムシの暑さの中、花の香りをムシできないムシたちの紹介。蒸し暑い山道に涼風が流れ、ヤマユリの香りを運んでくる。思わず辺りを見渡すと、頭を重たそうにした鹿子百合が、しなるようにして斜面から山道に弧を描いている。私の香りを嗅いでくださいといわんばかりに。そんな百合に、蜜を求めて次々にアゲハたちが集まってくる。
まずはミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽)。深い瑠璃色の模様は、溜息がでるほどの美しさで、まさに深山の女王。子供の頃、このアゲハを採りたくて、夢中になって追いかけていた。ある日、大きな捕虫網を持った高校生が、「君ね、追いかけ回さなくても、チョウには蝶道があって、じっと待っていれば必ず飛んでくるから、それを採るといいよ」と教えてくれた。その高校生は、網を軽く動かして、蝶を捕獲した。その見事な技に見とれていた日のことを、このミヤマカラスアゲハが思い出させてくれた。
オオギバボウシで愛をささやくヨツスジハナカミキリ
2013年7月30日 10:41 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
一枚目の写真、豪華ですねー。
艶やかで華やかな鹿子百合に、美しすぎる蝶の色。
百合の雄蕊のオレンジ色と蝶の端のオレンジ色がポイントですね。
鹿の子供の柄に因んで鹿子百合、今、名付けられたら草間彌生百合(^^;;てんてんが可愛いです。
蝶道、てあるんですね。人道、獣道、歩キ眼デス道!
A)
するどい!
蝶の尾状突起についているのは、雄しべのオレンジの花粉です。
表側の羽は、ほとんどオレンジ。
初めは新種かなと思ったくらい。
草間彌生百合は面白いです(^^;
鹿子百合を見てなんで頭を下げるほど、花を大きくしなければならないのか!?
不思議に思いました・・・・
2013年7月30日 16:23 | かに
ミヤマカラスアゲハの瑠璃色がとても綺麗ですね。
女王と言った感じです。
人間は着飾らなければ綺麗になれませんが、鳥でも蝶でも生まれた時からの贈り物・・・・・
何だか羨ましくなります。
A)
瑠璃色をした昆虫は、他にもいて少年の心を捕えました。
オオルリオサムシ、タマムシ、ハンミョウ、ルリボシカミキリ、ルリハムシ・・・
山の中で見ると、ひときわ美しく映えます。
外見は普通であっても
人には、美しい心を見抜く力があるのでは〜 (^^♪
2013年7月31日 11:19 | tama
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