三浦綾子記念文学館
三浦綾子記念文学館は、旭川駅からバスで7分くらいだから、散歩気分で歩けるのかもしれない。バス停からすぐのところに、モダンな二階建ての文学館が、林に囲まれるようにして立っている。おお〜、ついにやって来たぞと胸が高鳴った。ここは、いつかいつかの場所だった。さて中へと思っていたら、カラマツの大木の裏側からエゾリスが顔を出した。チチチッという警戒音なのか、はたまた林へおいでよという誘いなのか、色々な動きで関心を引く。上がったり下がったり、まったく落着きがない。見ていると可笑しくなってくる。しばらくすると、林の中に跳ねるようにして消えていった。
まあ〜落着きがなく、大人しくしていない
林のご主人が誘ってくれるなら、文学館は後にして、散策することにした。小説「氷点」の舞台となった外国樹種見本林を歩くのも、今回の目的のひとつだったから、先に歩いてもかまわない。林道には木屑が敷き詰められていて、心地よい感触が足元から伝わってくる。グッと沈む優しく気持ちのよい感触・・・林のイメージは、ますます良くなっていく。
ときおり森が開ける
この林は明治31年に植栽され、北海道で最も古い外国樹種人工植栽地のひとつ。約18ヘクタールの敷地には、6,000本ほどの樹木が育てられている。カラマツやトウヒ、コメツガ、ダテカンバなど北国を代表する樹木ばかりだ。氷点のあらすじを考えながら、三浦綾子もここを歩いたのかと思うと、小説の中にいるような気分になった。
いろんなキノコが木々の下に沢山
歩いていると、コメツガの香りがしてきて、包みこまれるような気持ちになっていく。そして、誰もいない。これも良いよなあ〜。秋の紅葉、そして雪が降り積もった中を歩いてみたくなった。
2013年9月17日 16:37 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
木屑が敷き詰められた道っていいですねえ。
森林浴ができそうな写真!
この時期の北海道の自然もいいなあ。
何年か前に行った富良野の風のガーデンを思い出します。
最後のお花はルドベキア?(でもしべが青い?)
A)
本当は、美瑛、富良野も視野に入っていたけど、スケジュールがねえ〜
ルドベキアを知っているなんて、凄い!
明日も見てね〜 (^_-)
2013年9月17日 22:35 | 空
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