花、そして頂へ



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↑写真をクリックすると、さらに迫力増大



ど〜ん。迫力あるねえ。すでに何人かが、眺望を楽しんでいる。とりあえずリュックを下ろして、頂きからの眺めをイメージする。どんなだろう。ストック一本を持って細い道を登る。いつのまにか腰の痛みがウソのように消えている。ゲンキンな腰だ〜。主人に似て、都会を離れると機嫌が良くなるらしい。なんて思っていたら、すぐに岩の上に着いた。おお〜、いいねえ。針葉樹の雄大な森が眼下に広がっている。腰を下ろして、余すところなく眺める。午前中はガスっていたので、諦めていたのに、今年はじつに運がよくて、晴れていく・・・。なんか「孤独のグルメ」の松重豊のような、独り言だ・・・・。



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ここまで登ると、花はもう見当たらない。多くは実をつけているか、枯れていて、種類が分からない。途中、食べられないだろうと思いつつ、いくつかの実を口にして噛んだ。白い実なんかは、ムヒのような医薬系の香りが広がったので、ムヒの実と勝手に名付けた。赤い実のひとつは、酸っぱい味がしたが、いざとなったら、なんとかいけそうだった。
リンドウは、木道のそばでいくつか見ることができた。秋の花で一番好きだ。マツムシソウは、花びらが欠けた三輪だけ。ママハハコは、寒さに耐えているかのように花を隠すようにして咲いていた。山の花たちは、静かな眠りに入っていく。



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噛むと、口の中がムヒの香りになりました〜


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マツムシソウは丸坊主がばかり


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ママハハコもネンネコをぎゅっと締めているよう


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〆はアザミ


コメント

こんな綺麗な景色を眺めていれば、日常の事・体の事など忘れさせてくれますね。
写真で見せて頂くだけでも絶句です。

丸い可愛い玉は白玉の木ではないでしょうか?
ママハハコ・マツムシソウは中々見れないお花です。
有難うございました。

A)
想像を超えた景色でした。
山の連なり、カールの美しさ、そして針葉樹の森。
なかなか見られない組み合わせですね。

花が終わって、草紅葉が始まり、一面は雪に覆われていきます。

白いのはシラタマノキですね。
ムヒの味そっくりで、口の中が殺菌されました〜 (^^;

2013年9月28日 21:21 | tama

こうやって見てみると、秋の花はどこか
寂しげで、慎ましげで、しーんとした感じ。
春のあの勢いと喜びにみちた賑やかな花たちと
ぜんぜん、違うねえ。

A)
そうねえ〜
山の花は旅人に合わせてか、寂しげに咲いてくれますね。
紫色というのも、季節の色でしょうか・・・。

下山して街道を歩いていると、
先日の台風の影響か、コスモスの幾本が根っこから倒れていました。
それがどれも太いものばかり。

なるほどねえ・・・でした (。_。)

2013年9月29日 18:19 | ~ふ~

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