ヤマブドウ(山葡萄)


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ヤマブドウを見なくなって久しい。小さい頃は、札幌の近郊の山で、よく見かけた。学校が終わって山に入り、ターザンごっこで遊んでいた頃、誰かが高い蔓にぶら下がるヤマブドウを見つけた。皆猿のように蔓を登ると、手を伸ばして無心に食べた。手も唇も葡萄色にさせて・・・ところが糖度が高いからなのか、すぐさま舌が割れた。食べたいけれどヒリヒリと痛む。仕方がなく、ブドウを採って持ち帰ると、母は葡萄酒を作ろうと言って、一升瓶に一粒ずつ入れはじめた。全て入れると新聞紙を固く丸めて、瓶に差し込んだ。
ある晩、台所で大きな音がした。初めは誰もそれが、なんの音が分からなかった・・・。恐る恐る父が見にいくと・・・ヤマブドウの醗酵する力は、凄いものだと知った。


コメント

山葡萄は素敵です。葉の形も美しいし実のなりかたも魅力的。食べられるし、蔓は編んで籠になる。私は今年の夏、ひと鉢買いました。暑さで一度枯れかけましたが、なんとか立ち直り、新しい葉が出てきました。説明によると春の若葉を天麩羅にすると美味しい、と書いてありました。家のは可哀想でもったいなくできませんね。いつか実が一杯ついたら葡萄酒を作りたいです。発酵の音、聞いてみたいです。

A)
蔓系の葉っぱの紅葉は、どれも美しい〜
大木に絡まる蔦の赤のきれいなこと!ため息ものです。

若葉であれば天ぷらにできるものは多いですよ。
柿やお茶の葉もたしか、できるはずなので、成長するまでこれで我慢したら〜

強く蓋をすると瓶が爆発!
気をつけてください。

2013年10月 2日 14:18 | かに

へ~、こんな感じの風景を見て
若冲は葡萄図を描いたたのかしらん?

アカシアの葉のてんぷらも美味しいよね~。

A)
ブドウの枯れ葉色を見ると、絵師は筆を持ちたくなる・・・
侘び寂びがあるよね。

葉っぱの天ぷらは、何が何だかよく分からん〜
吟醸の冷やがあれば、何でも良いな (^^)V

2013年10月 3日 11:07 |

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