叔母のこと


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ヤマブキの花がすべて散って、だけになっている。じっと見ていたら、叔母のことを思いだした。昨年の夏、庭でこんなことを言っていた。「わたし、ヤマブキの花が散っても、しばらくこのまま楽しむの。可愛いでしょ」と。よく見ると、花びらがないのに、咲いているように見える。なるほど〜と感心した。そんな話をしてくれた叔母が、この夏、札幌で大きな手術をした。背骨が歪んでいく側弯症が進行したからだ。
術後の九月、病院を訪ねた。ずいぶん痩せていたが、美しさは変わっていない。そして気丈夫さも。またあの庭で花を見せて、と励ました。


コメント

叔母様そんな手術をなさったのですか。
大変な事だったのですね。
早い回復をお祈りします。
そしてあの綺麗なお庭をまた復活させていただきたいですね。
写真待っていますとお伝えください。

A)
ありがとうございます。
伝えておきます。きっと跳ね返してくれると思います。
田舎に帰るのは、母のところだけでなく
お墓参りしてから、叔母や亡くなった弟の家にも顔を出しています。
そして友人らにもと、結構忙しいのです  (^_^;)

ちなみに今年の全国歌会にはこんな歌を出しました。

叔母の不安も
甥っ子からの相談も
私のいまを導くGPS信号
家系図の真ん中に
私はいる

評価はイマイチでした。
GPS信号が、どうやら「自分の位置を教えてくれるもの」と
理解してもらえなかったみたいですね(^^;

2013年11月28日 22:02 | tama

確かに気持ちは伝え憎いものですね。
作者の状況もわからないと読む方も理解しにくいと思う事もあります。
気持ちを聞かされてそんな事を思って作られたのかと納得することも良くあります。
中々奥は深いです。
「渇きの在り処を 探るように」も判りませんでした。
どんなお気持ちが込められているのですか?

A)
それは、「五行はこべば」の歌ですね。

晩秋の夕暮れは
チェロの響き
渇きの在り処を
探るように
なぞる

忙しい日々に見る夕暮れ・・・
何もなく今を生きているけれど
鈍い茜色の夕焼け空を見ていると、隠れている何か(傷!?)を撫でられるような気持ちになりました。

最近、八ヶ岳の小屋で買ったCDを朝晩、飽きもせず聞いています。
どの曲も、チェロの低音、そしてピアノソロとが重なり離れ
森の中を浮遊しているようなメロディーを奏でながら・・・

夕焼けを見ていると、その音楽が聴こえてきました。
景色を音で、心のヒダにある何かを、伝えようとしました。

こんな感じです (^_-)


2013年12月 1日 16:26 | tama

ありがとうございました。
そんな素敵なCDを聞いていらっしゃったのですね。
心に染み入るようなお歌だと思っていました。
説明をされてみれば、一層味わいが深くなりました。

A)
CDの名は「「八ヶ岳シンフォニー/サンクチュアリ」といいます。
もしよろしかったら、聴いてみてください。

通販でしか買えないみたいです。
神山純一さんという方が、八ヶ岳で作っているようです。

この方に興味津々なのです。

2013年12月 2日 14:45 | tama

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