小津安二郎



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パソコンを立ち上げたら、グーグルの画面は、嬉しいイラストだった。東京物語のワンシーン。今日は小津安二郎の生誕、そして亡くなった日だ。粋なことをする。今日の天声人語でもこんなワンシーンを紹介していた。

苦楽をともにしてきた老妻が死んで、葬式もすんだ。隣家の奥さんが通りかかって「お寂しゅうなりましたなあ」。「一人になると急に日が長(なご)うなりますわい」。つぶやく夫の向こうに瀬戸内の海・・・。



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笠智衆の朴訥で鼻にかかった声が聞こえてくる。小津安二郎が描きたかった父親像を、名優笠智衆が演じていた。今とは比べ物にならないくらい、暮らしがゆったりとしていた時代だった。何度観ても心に沁みてくる「東京物語」。日本人の心が美しく、輝きを放っていた時代がフィルムに残っている。登場人物それぞれが話す言葉のなんと美しいこと・・・。

美しい言葉などない。言葉が美しくなるのだ。誰かが言った名言だ。



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言葉といえば、昨晩、友人Yさんが席亭を務める講談会のお手伝いをした。気っ風のいい、そして艶やかなお姐さんたちの講談を聞いていると、話芸で飯を喰うということは大変なことだなと感じた。素人了見で失礼だが、二人の講談が、毎年上手くなっていく。今年で五年目。これから楽しみな二人だ。見守りたい。


コメント

とても懐かしい写真ですね。
笠智衆さん・原節子さん当時の名優でした。
私も何度も東京物語を見に行きました。
「青い山脈」も好きでした。
昔の映画は何かゆったりとしていたように思われます。

A)
ここしばらく、小津安次郎の紹介の番組がいくつかありました。
いつまでも変わらぬ人気です。
若い人にも是非観てもらい、昔の日本の家族のあり方を知ってもらいたいですね。

青い山脈にときおり出てくる自転車が、
なんとも青春とその時代を象徴しているようで、新鮮に映りました。
手拭ぶら下げ、下駄を履いて・・・

今から30年以上前の夏、盛岡を訪れた時、
一高の男子はこんな姿だったので、懐かしく思いました。

2013年12月13日 07:22 | tama

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