マイナス15度



P3092041.JPG
テントの夜は快適なのかと思う。マイナス20度を超えるはずだ。左が赤岳、右が中岳


主峰赤岳の直下に二つの山小屋がある。赤岳鉱泉小屋と行者小屋。どちらも山頂を目指す登山者のためのベース基地で、標高2300メートルに位置している。誰もが翌日の晴天を祈って眠りについたのだろう。窓の夜露を吹くと、薄暗い空は、ピーカンになりそうな静かな色合いを秘めている。


P3092019.JPG
大同心という巨岩が小屋を見おろしている

P3082007.JPG
夜明け、厳寒の森はまだ眠っている


登山者の朝は早い。まだ暗い3時過ぎからゴソゴソと出発の準備を始めて、5時には着替えを終え、6時の朝食を待つ。皆、すぐにでも出発したいのだ。我々のんびり組の朝食は、二回転目になった。出発の準備を終えて、外へ出たのは7時半。それでも「う〜寒〜!」。茅野の朝の気温がマイナス9度。そこより1500m高い小屋周辺は、おそらくマイナス15〜20度くらいだろう。帽子がないと耳が痛い。鼻水も出てくる。
ピークを目指す人たちは、靴にアイゼン、頭にヘルメット、手にはピッケル。さらにロープ、カラビナをぶら下げている人たちもいる。これは用心のためか、初心者が同行しているのかもしれない。
さて主峰赤岳の登り口、行者小屋までのシラビソの森を歩き始めた・・・。


P3092013.jpg
シラビソの森を進むOさん


コメント

マイナス15-20度とは想像しただけでも震えてきます。
そんな中でテントの中はどのようにして暖を取るのですか。
テントには何人位の人が休めるのですか。
好きでなければ出来ないことですね。
またそれだけ醍醐味があるのでしょうね。

A)
テントは、さまざまな大きさがあります。1〜5人くらいまで。
テントの外をカバーで覆って、寒さや雪などを防ぎ
中は、マットを敷いて冬用の寝袋。
もちろんダウンを着ています。

体験したことはないですが、寒くて眠れないということはないようです。
小屋でギュウギュウより、こちらを好む人は多いですね

(*^-^*)

2014年3月11日 15:51 | tama

コメントの投稿

トラックバック

トラックバックURL: http://1c.3coco.info/mt-tb.cgi/1379