風雪美術館
二日目の朝、雪は止んでいたが、ガスは相変わらず太陽を遮っている。スノーシューをつけて、前日と違う新雪の森を歩く。街には白梅が咲き始めているというのに、2000メートルの山中では、雪と風が木々にさまざまなオブジェを作っている。一つひとつに目をやると、どれもが自然の厳しさを伝えていて、これはまさしく「風雪美術館」。まるで吹雪の中の一瞬を止めたような姿だ。
転がされたり、揉まれたり、吹き殴られていたり、風の方向に向かって、吠えているようなものもある。風雪アーティストが、冬山のキャンバスに自由に描いた作品の連続。これらを鑑賞するのも、冬山歩きの楽しみの一つだ。
では、ご案内を・・・
2014年3月 6日 15:21 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
す、すごいものを見てこられましたねえ。
(また見に行くんでしょうが・・・笑)
美しさと厳しさと。
風雪美術館ね、言い得て妙です。
A)
この風景を見たら・・・
風雪なんて言葉が、出てきました。
自然が怒ったら、人間には勝ち目はありませんね。
樹は逃げられないから、堪えるしかない・・・
2014年3月 7日 01:31 | 空
凄い写真を撮ってこられましたね。
30年先でこの写真をご覧になった時
とても今を懐かしく思われると思いますよ。
貴重な写真を有難う(._.)
A)
お気に入りの写真は、下から二番目です。
これは見事な造形でした。
壁一面に引き延ばしたら、夏は涼しさの演出になるかもしれません (^^♪
この雪がとけて、樹々に命が甦っていくのかと思うと
植物は動物よりも強い。
謙虚であらねばならないなあ〜と・・・
2014年3月 7日 11:21 | tama
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