ショウジョウソウ(猩々草)


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この花なに?と、権師匠に聞くと、花じゃないよ「ショウジョウソウ」です。
じっくり見ると、ホントだ。鮮やかなオレンジは、葉っぱの色だ。漢字では「猩々草」。調べると「ショウジョウとは古代中国で創られた空想上の獣で、赤く長い髪をしたお酒の好きの猿に似た生き物」とある。お墓の近くに咲いていたので、なぜかドキリとした。ポインセチアの仲間なので、誰がつけたか別名「サマーポインセチア」。こぼれ種でも発芽する丈夫な植物なのだ。

蕾らしきところに止まっているのは、ショウジョウバエ!? 
ではありません。


コメント

 猩々と言ふと、オランウータンですが、僕は直ぐ「能」の「猩々」が頭に浮かびます。是は御祝儀もので、お目出度い舞なのですが、酒屋に毎晩飲みに來る大酒呑みの客に、主人が名前を訊ねると、海に住んで居る猩々だと言ふ。その酒屋は或る日、酒の壺を持って海邊へ行くと顔の赤い猩々が現れ(能では赤い毛を被って居ます)喜んで酒を飲み、お禮にと、汲めども盡きぬ酒壺を置いて行く、と言ふ筋です。兎に角、お酒の強い人によく「お前は猩々だな」と言ふ事があります。
 それは、此の「能」から來て居るのでせうが、元々は中國の聊斎志異等に載って居た妖怪譚で、猩々は酒好きと言ふ事になって居るのですね。

A)
歌舞伎にも出てくるとは、知りませんでしたが
この話は知っていますし、以前、観たことがあります。

この続きはまた来週〜
出かけなくては〜〜〜〜

(^^;

酒の強い人を「猩々」。
今度、強い輩が現れたら、そう言って、何故だと聞かれたら
雅蘭洞さんのこの話を聞かせてやりましょう〜(^^)V

2014年7月25日 17:11 | 雅蘭洞英齋居士

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