オオハンゴンソウ(大反魂草)


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オオハンゴンソウが咲き始めた。野山や空き地なんかで見かけるキク科の大きな花だ。明治の頃に観賞用として導入されたらしいが、野生化して全国に広まった。この和名の「大反魂草」がすごい。
なんでこんな名前がついたのか!?きっと、根絶が難しいとされるその繁殖能力のせいだろう。地下茎で広がり、引っこ抜いても燃やさない限り、また根を張っていく。まったくもって見習いたい精神だ。
駄目なものはダメ!「大反魂草」に学びたい。


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こんな蕾


コメント

 「反魂」と言ふ字を見ると、いつも二つの事を思ひ出す。
一つは白樂天の「李夫人」の詩に出て來る「反魂香」、もう一つは歌舞伎(元は人形浄瑠璃)の「傾城反魂香」(通稱・吃又)である。
反魂香は讀んで字の如く、前漢の武帝が亡くなった李夫人に逢ひたくなって、道士に命じて、亡くなった人の魂を呼び反す香を創らせ、その香を焚いて煙の中に現れる亡き人の面影に對面する、と言ふもので、歌舞伎の反魂香も同じ樣な筋の話が入って居る。
 
 此の花の咲き終った跡の形が、その「香」に似て居るのか、それとも、此の花の枯れたものを焚くと、いぶした煙の中に亡き人が現れるのだらふか。

A)
もし、そうだったら「反魂香草」の名前がつくのかもしれませんね。
そう思って、今度嗅いでみましょう。

子供の頃から、なぜか菊の香りが好きです。
きっと母がいつも仏壇に飾っていたからでしょうか。

香りをたいて、その人を思うなんて、良いですねえ〜

2014年9月13日 11:19 | 雅蘭洞英齋居士

同じ黄色の花でも、せいだかあわだちそうより
このオオハンゴンソウの方が好きです。

せいだかあわだちそうは北アメリカ原産の帰化植物だそうですが
あまり好きには成れません。

A)
セイタカアワダチソウも、ポツンと一つ咲いていると
なかなか趣きもあると思うのですが、あの圧倒的な数です!
あれはいけませんねえ〜

アササンで花の数が少なくなりました・・・

2014年9月15日 19:55 | tama

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