サクラ保存林
見上げたり、見おろしたり、桜は歩を急がせたり、緩めさせたり
週末の土曜日、高尾駅から歩いて10分の「多摩森林科学園」で吟行歌会だった。前日までの雨と風はおさまって、ゆっくりさまざまな桜を楽しんだ。ここは、農水省が老化する桜を保存するという目的に1966年に設置したサクラ保存林で、広さは約八ヘクタール。わずか2時間の吟行では、250種類、約1500本の桜を全て見ることはできない。ましてそれぞれの開花期間が違うので、全てを見ようとすれば、しばらく通わなければならない。
どうして今日はこんなに人が少ないのでしょう〜♬
もっと青空の日であれば好かったけれど、薄墨を流したような空も歌に折り込まれるのかなと思えば、これもまた良しと、気分を切りかえる。
こんな歌ができた。
太い幹
薄墨の空に
投網を打てば
枝先には
ピチピチの桜たち
Sさんの歌
桜 さくら サクラ
迷い歩けば
黄色の家元
やまぶきが
手招きをする
2015年4月 6日 12:34 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
こんなにたくさんの桜を愛でながらの吟行、いいですね~♪
アルキメさんのお歌、天蓋のように頭上を覆っていたであろう桜の様子がよくわかります。
・・・のような、とか、・・・みたいな と直喩表現にせず、見えたとおりに言い切る。それでいいのですね。
ピチピチの、それはやはり桜鯛でしょうか(なーんちて^_^メ)
A)
ありがとうございます。
今回は、雨上がりのどんよりとした空・・・
スカッとした色が見つからなかったので、苦戦しましたが
何とかひねりだしました。
ピチピチだから・・・桜鯛ねぇ〜・・・座布団一枚 (^O^)/
でも、小さなピチピチだから、桜鯛というより、若狭小浜のすずめ小鯛かな。
酢を控えた小鯛の甘み。思い出すのは、もう35年も前の旅の味〜
旨かったなあ〜
ということで、お花見は「小鯛の笹漬け」と純米の淡口で・・
来年、これで呑りたいなあ〜
2015年4月 6日 17:51 | 蘭子
先日はありがとうございました。とても素敵なところでした。
桜が美しいのはもちろん、色々な花に巡り会い、
珍しいグレーかかった勿忘草が、中でも一番心に残りました。
桜の歌はあれからも、どんどん生まれました。
でも投網のような歌は詠めません。凄い表現ですね!
A)
この歌に乗せられてか、いくつかできました。
今度ご披露します。
ただし、自信がありません・・・・
また来年、どこかのサクラを楽しみましょう〜♬
2015年4月 7日 13:39 | かに
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