笠ヶ岳(4)


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部屋もトイレもきれいな山小屋だった


とうちゃこ〜。最後の一時間がキツかった。尾根歩きをしてすぐに小屋に着くと思ったら、100メートルの登りが待っていた。たかだか100メートルされど100メートル、足が上がっていかない。おまけに日陰の雪渓が最後にあって、滑りやすい。キツ〜〜


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頑張ってますよ〜〜小屋まであと50メートルくらいだろう


しかし何とか笠ヶ岳小屋に辿り着くと、もう六時。口をきけないほどにばてていた。すると奥から元気な声がする。「こっちこっち〜、これから夕飯の仕度始めるからね」。Aさんだ。鉄人ではないのか、君は〜。夜中、東京から一人で運転をして、睡眠時間は2時間。調子の出ないMちゃんの分の荷物もいくつか背負って、12時間歩いて、これから夕飯を作るという。薪ストーブの前のテーブルをしっかり確保し、バーナーやコッフェルを並べ、一人でもうビールを飲んでニコニコしている。イヤハヤ〜〜。

Aさんとは「山ごはんを楽しもう」というサイトを一緒に作っているが、とにかく作るのが早い。まずは酒のツマミにと「うのはな」をこしらえた。そして小さなフライパンと魔法のアルミが出てくると、油を使わない「焼肉」が始まる。プシュ〜と缶ビールを空けると、万願寺唐辛子も並べられ、目の前の皿に乗せていく。ビッグママだ〜。


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成城石井で買ったという牛肉〜ウンマイ、万願寺もウンマイ・・・涙です


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さらに特製の鍋、ダシは切干し大根、高野豆腐、肉、キムチから・・・ウンマイ


EさんとNちゃんはテンパク(テント泊)なので、三人で夕食。しかし調子の上がらないMちゃんは、食欲がないらしく可哀想だ。少し摂らなければと無理に口にしたが、夜にもどしたらしい。二本目のビールが終り、焼酎のお湯割をすすめられると睡魔がやって来た。早く部屋で休みたい・・・


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槍ヶ岳が見える。テント場ではEさんたちが夕食中だろうか


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そして夕暮れ・・・


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