つりしのぶ
エ〜と、これは・・・ウっ・・・思い出せない。ところが、十数分後に閃いた!「つりしのぶ」。よく思い出しました・・・ひとり感心。「つり」は「吊り」で分かるが、「しのぶ」は、いったい何だろう?
調べてみると「シノブ」という着生植物の名前だった。つまりシダである。分かると、納得だ。見ると、シダがいくつか飛びだしている。
夏、庇などから吊り下げられているのを見ると、涼やかでいいなあと思っていた。クーラーを効かせた室内もいいが、愛でる涼しさと言うのも日本独特の文化だ。残していきたい。
御岳渓谷歩きの途中にあった「つりしのぶ」
2015年7月24日 14:56 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
私も、これ好きです。下に風鈴がついていたり、色々ありますよね!
吊りしのぶの下には縁台があって、浴衣着て、西瓜や枝豆、ビールがあれば最高ですね!
A)
まさにその通り。プラス花火でしょうね。
早く夕方になあれです。
それにしても・・・アチイ〜
2015年7月24日 19:57 | かに
「つりしのぶ」は懐かしい言葉だ。浅草の家は大川に面した仕舞家(しもたや)で、黒土の坪庭があったが、その庭に張り出た濡れ縁のところにいつも夏になると、風鈴の付いたつりしのぶが吊り下げられて居た。
夕方になると、母か女中が水をやるのが日課だった。都會の坪庭は本當に小さいが、その小さな庭からでも青い小さな夏空が見えて、夕方の青空に雫の光ったつりしのぶが、くっきりと涼し氣に浮かんで居た。
もう今は家の有った邊は、昔風の日本家屋は無くなり、風情の無い無味乾燥なコンクリートの建物ばかりで、僕の幼少時の記憶の中の下町風景は一抹の夢となってしまった。
A)
縁側か庇のある家でなければ、トンと見かけませんね。
「つりしのぶ」は水を吸うと、色を濃くしてなんとも涼しげ・・・
色と風鈴の音が、小さな坪庭から聞こえるなんて、なんて贅沢でしょう。
羨ましいお家です・・・
五行歌もたくさん、できた時代でした。
2015年7月28日 12:57 | 雅蘭洞英齋居士
コメントの投稿