川上犬


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手白沢ヒュッテの玄関で我々を迎えてくれたのは川上犬の「岳」だ。精悍な面構でちょっと怖かったが、手を伸ばすとすり寄ってきた。気は強そうだけど、ふだんは大人しいのだろう。川上といえば、甲武信岳を登るときに通り過ぎた川上村を思いだす。あの高原野菜が採れる村からやって来たんだ。ここは冬、雪が積もるし楽しいだろうね。

特徴
・和犬の一種で、立ち耳、巻尾。目は黒または茶色。
・毛色は黒、茶、赤、白。
・川上村では猟犬として飼われていた。
・性格は活発で好奇心旺盛。また、番犬に向いている。

マタギが連れて歩く犬として、長野県の川上村で育てられてきた。柴犬の一種といわれているが、「秩父山塊のヤマイヌが猟師によって飼い慣らされた」との言い伝えが残っている。長野県の天然記念物。


コメント

川上村は夫の若い知り合いの故郷。
その親達が戦後入植して切り開いた小さな村です。
その人は次男坊で苦学して大学を出て商社に勤める。長男は親の後をつぐ。

あの地はレタス栽培ですごく潤うようになって、山を開墾して農地もどんどん増やして、
20年ほど前、遊びに行ったときは立派なスーパーもあり、お兄さんは時々東京まで車で遊びに来て(麻雀したり)、きれいな奥さんももらって、さあ、あれから20年。

みんな歳をとって、次の世代がどういうやり方をしてるのか分かりませんが、川上犬だろうと思う犬があの村にけっこういたなと思い出します。

小さな村の戦後史をその一家から見させてもらったように思います。

A)
そんな想い出があるんですか・・・
戦争から帰った人たちは、開拓に回されたんですよね。
あそこの土地は、後々にレタス畑になって、たくさん御殿が建ちました。
浅間山の麓もそうです。

川上村は、たぶん長野県ではもっとも生産高のあるところだと思います。
雪は少なく、夏涼しい。土は黒々として、いかにもと映ります。

川上村のすぐそばにある小川山。ここの麓はキャンプ場として賑わっています。
二度ほど仲間たちと夏過ごしました。
瑞牆山、飯盛山、金峰山、朝日岳、国師ヶ岳、そして甲武信岳・・・
好い山だった〜

川上犬は、知っていたけど、天然記念物とはね!

2016年3月17日 10:06 | ふぁ~い

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