川越(2)


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散歩をしていると、なるほどね〜と感心することがある。その一つ。
奥まったところに神社があった。熊野神社だ。鳥居から拝殿までの参道は狭く、気がつかずに通り過ぎるかもしれない。そこで、誰が考えたのか「足踏み健康ロード」。小石の上を歩く人たちから奇声が漏れる。「マジヤバイ」「イタタタ〜」「ア〜ダメダメ」。引き込まれるように、若者や親子連れが、靴を脱いでイタタの道を歩き始める。


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イタキモを超えているのだが、嬉しそうだ。やれやれと靴を履くと、銭洗い弁天が待っていて、ここでお金が貯まりますようにと願をかける。そして参拝を済ませると、おみくじコーナーが待っているという仕掛けだ。これが凄い。太い柱の四方におみくじの箱がいくつも並んでいる。
「血液型おみくじ」「縁結びおみくじ」「こどもおみくじ」・・・


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なるほど・・・お足から始まって御足で終わる。上手いなあ、導線の見事さ。関係者がいなくても、皆さんちゃんと満足して神社を後にしていた。


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浴衣姿の女性が多かった


コメント

 矢張り風景寫眞はモノクロームがいいですね。
動物や花とか蟲等、圖鑑等の記録に残す場合は色彩が重要ですが、街角はカルチェ・ブレッソンがパリの街角を撮った時の樣に(尤もあの頃は未だ天然色フィルムが一般的ではなかったが)、何氣ない日常の風景としては、モノクロームに限ります。滿開の櫻の花や、保名の舞臺の樣な一面の菜の花畑を強調し度い時は別ですが。
又、セピア仕上げにすると、遥か昔の想ひ出の樣な郷愁を誘ふ繪になります。面白い寫眞が澤山撮れましたね。

A)
レトロな街並が多い川越は、何か郷愁を誘います。
人がいなければ、時間が止まったような感覚になるかもしれません。
パリの古いモノクロームの絵葉書は、出すのが惜しくて、ずっと飾ってあります。

2017年8月31日 10:59 | 雅蘭洞英齋居士

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