道迷い


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川を渡った先に見える道が、じつは間違い


忘れないうちにちょっと書いておこう。雨飾山でのエピソード。Sさんと荒管沢という結構急な沢へ下りていく時、スラッとした女性が追い抜いていった。なかなかの美人でしたねえとSさんとニヤリ。スイスイ下りていくその女性を見送る。

せっかく登ったのに200メートルほど下って、ふたたび登り返すという、もっともイヤなパターンだ。沢向こうに見えるルートを確認しながら、小さな川を渡る。
ところが、細い沢が山道だと思ったら、少し離れた場所に赤いペンキで登りのルートが標されていた。これは、間違えやすい・・・。

それから三時間経っただろうか。雨飾山を制覇して荒管沢へ下っている時に、その女性が息を切らして登ってきた。
「あれ、先ほどお会いした方ですよね、どうしたんですか」
「じつは道を間違えて沢を登り続けて、遭難しそうになったんです」という。あの沢道を登ってしまったのだ。やはり・・・あそこは間違えやすい。単独行だからなおさらだ。そんな話をして「あなたの脚力であれば、いまからでも山頂往復は大丈夫でしょう」と励まし、もう一度見送った。信じて進むと、ときどき騙されることがある・・・。

道を誤らないように注意しよう。



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