谷中七福神めぐり


P1048504.JPG

吟行の谷中七福神めぐりコースは、時間の関係で「五福神」にショートカット(福禄寿と弁財天はごめんなさい)。五つのお寺詣りだけでなく、お洒落な酒器が並べられているお店に立ち寄ったり、富士山が見えなくなった富士見坂の上で日本人の景観への意識の低さを嘆いたり、懐かしいお菓子「シベリア」を公園で食べながらその言われを探ったり、黒田清輝美術館で作品を鑑賞して、お隣の子供図書館でランチするなど・・・谷中〜上野をよく歩きました。

上位三席の歌です。

上野桜木一丁目
石畳を這う影長く
六、七、八人
あれ 九人目が
福袋背負って・・・    (一席)Kさん


まるでラビリンス
七福神も迷い込んだ
不思議の谷中
片隅でふるえてたね
小さい木瓜の花      (二席)Kさん


八福人で歩く
谷中界隈
ご本尊から裸体まで
初春の七福神めぐりは
ありがたや ありがたや   (三席)山碧木


500_10219827.jpg
P1138646.JPG
P1048537.JPG

コメント

吟行ではお世話になりました。
七福神巡りで気持ちも新たに、精進したいと存じます。
初めてシベリアも頂いて、しかもシベリアで歌を詠んで、楽しい1日でした。
皆さんの歌も面白かったですね(*^^*)

A)
吟行の日は、風もなく良い冬の日でしたね。
シベリアというお菓子で即詠〜皆さん、あっという間に作られて
それも面白くて、余った時間を楽しく過ごせました。

歩いたコースをまとめると

西日暮里から、青雲寺、修性院、富士見坂、谷中霊園、天王寺、長安寺、護国寺、黒田清輝美術館、子供図書館(ランチ)、鴬谷。
さらに、器の店に立ち寄ったり、ヒマラヤ杉を観たりと寄り道をかなりして
3時間超えていました。


2018年1月16日 21:32 | かに

 谷中七福神は江戸でも一番古い七福神巡りださふですが、打ち止めは矢張り、不忍池の辯天さまですか?
 山碧木さんの五行歌を拜讀すると、そんな感じがしますが。
露伴の戯曲で有名なのっそり十兵衛の谷中の五重塔なんかも寄り道されましたか?
 不忍池邊りへ行くと、僕達はよく池之端の藪で蕎麥で一杯となります。蕎麥が美味しいのは勿論ですが、衝立に多勢の噺家の寄せ書きが有って、あれを見るのも樂しみの一つです。
 もっとも、上野界隈には美味しい食べ物やが澤山ありますから、迷っちゃいますよね。

A)
田端の「東覚寺・ 福禄寿」と上野「寛永寺・弁才天」は、時間の都合でカットしました。
詳しいコースは、カニさんのコメントにも入れましたが、日暮里のパン屋さんで
懐かしい「シベリア」を買って、その五重塔の跡地で食べました。
戦火にも堪えたのに、昭和32年に放火で焼失。
燃え盛る五重塔の写真が貼られていましたよ。

この辺りは路地が面白く、いつかまた細い道を歩きたいと思います。

2018年1月17日 10:40 | 雅蘭洞英齋居士

コメントの投稿

トラックバック

トラックバックURL: http://1c.3coco.info/mt-tb.cgi/2344