吟行歌会/お茶の水界隈(1)


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太田姫稲荷神社


先週末は春の吟行歌会。江戸の歴史のナビゲータYさんに、お茶の水界隈の名所・史跡を案内してもらった。コースは、JRお茶の水駅から大久保彦左衛門屋敷跡~小栗上野介屋敷跡~太田姫稲荷神社~ニコライ堂~蜀山人終焉の地~太田姫神社元宮~聖橋~湯島聖堂(昌平坂学問所)~神田明神~お茶の水の碑までの約一万歩。

お茶の水辺りは、神田山と呼ばれた麓にあったこと、幕府の命を受けた伊達藩がここに深い堀を造って神田川の水を引いたこと、架けられた橋からは富士山、東京湾がよく見えたことなど、Yさんは絵や地図を出して説明してくれた。さらに江戸の地図の上に掌を乗せ「江戸の頃は、五つの台地が海に向っていました。親指が上野台地、人差し指が本郷台地・・・」「つまり山の手という名はここから由来しています」には、一同感心しきり。聖橋の上から当時の風景を想像し、下を流れる神田川の深さに感心する。

太田道灌の娘の病を治したという太田姫稲荷神社、幕府直轄の学問所で日本の学校教育発祥の地が湯島聖堂、銭形平次が投げていたのは寛永通宝、神田明神で売られている納豆や甘酒の謂れなどなど、江戸の雑学を楽しく語るYさんは、なんだかインテリ寅さんのようだった。
チョロチョロ流れるお茶の水、粋なネーチャン・・・〜



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ニコライ堂の前で

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湯島聖堂の孔子像の前で

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昌平坂学問所

コメント

 樂しい吟行の樣で、良いお仲間が居らして羨ましいです。
東京も江戸に詳しい方と御一緒だと、色々面白い歴史が解って町を見る目が變って來られるのでは有りませんか?江戸っ子の文化的な感性が感じられると思ひます。神田明神の甘酒屋には寄られましたか?あそこには僕の千社札が張って有ります。

 古い地圖や文献を御持參して説明される案内人なんて、滅多に居られないですから、大切な御友人ですね。

A)
今回も想像を高めて江戸からの時間を楽しみました。
東京は、起伏の多い地であったこともよく分かりました。

「柴崎納豆」に寄りましたよ。
甘酒ではなく納豆を買ったのですが
豆が大きく量も多いので、二日に分けていただきました。

もしかしたら「明神甘酒」の方でしょうか。
分かっていたら、チェックしてきたのですが〜〜

2018年4月10日 09:44 | 雅蘭洞英齋居士

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