燕岳(2)
雪山が好きだ。といっても厳寒期の山は命に関わるので、この時期の雪山を楽しんでいる。雪を辿ってくる湿った風には、春の独特のニオイがある。解けた雪の匂いというか、芽吹きに向う樹々の命の匂いというか、山が少しずつ目覚めていくような、そんなエネルギーの気配を感じる。
山が賑わう前に、ひっそりとこの景色を独占していると、なんだか申し訳ないような気持ちになる。
柿の種を齧りながらビールを呑み、目の前のアルプスの景色を眺めていると、山は止められんなあ〜という思いが深まるのだった・・・
大天井岳への道を辿りながら燕山荘を振り返る
雪上テント泊組のリュックの重量は30キロくらい。持てない、支えられない・・・
2018年5月30日 19:15 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメント
無事にお帰りなさいませ。
頂上でのビール、柿の種、何よりですね。
素敵な写真を見せて頂き、登ってもいないのに、ヒンヤリとした空気を感じました。緑も生まれたてで、爽やかな美しさです。
A)
久しぶりの北アルプス。
この時期に登る人はベテランが多く、
体力差を感じてしまい、鍛え直さなくては〜と思いました。
下は春、上はまだ冬。
五月の山はそんな感じです。
明日は雪焼け顔でお会いします。
2018年5月31日 16:52 | かに
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