台風


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台風一過、こんな雲が出た



台風21号は、未来型台風だ。予測不可能な風は、現実となって吹き荒れた。いまだかってないが、毎年増えて、我々の暮らしに警鐘を鳴らしていく。

以前、風速40メートルくらいの風を冬山の稜線で体験したことがある。伏せなければ、体が風に運ばれてしまうので、ピッケルを両手で持ち両足を大きく開いて前傾して耐える。途中で止めた友人が風で転がった。皆必死に耐え、風の息を読んで岩影に隠れながら移動し、ハイマツの間に入った。
山で一番危険なのは、雨でもなく風だ。雨は怖くはない。増水した川が怖いだけ。そしてつぎが霧のホワイトアウト。

おい、人間。好き勝手していると、次は風速80メートルで吹くぞ〜〜



秋の風/2.jpg
穏やかな秋が恋しい


コメント

 年々災害の規模が大きく成って來る。是は日本に限らず人間の自業自得なのだから、黙って見て居るより仕樣がない。
 昔、足尾銅山の公害の時、田中正造が「眞の文明の發展は、山を荒らさず川を荒らさず・・・」と忠告したのに、誰も耳を貸さず、經濟發展優先で山や川を破壊し盡して居るのだから、當然の報い。
 日本では懐かしい里山がどんどん姿を消して行き、森の棲家を追はれた熊が人家近くに出没すると熊を追ひ拂ひ、南の國では、象の棲家を開發して、棲む場所を追はれた象が街に出て人を襲ふと象を殺し、本末轉倒もいい所。滅びるべきは熊や象ではなく、人類と、間違って進化した今の文明形態なのだ。一度、現在の文明と人類は滅びて、後十五億年以内にもう一度、全く別の文明が出て來た方が良い。十五億年後にはプレートの運動が止まるさふだから、生物はクマムシ位しか生き残れないかも知れない。

A)
そうですよね〜
人間だって、熱くなれば、風で扇ぎ、水浴びをしたくなるわけだから
地球だっておんなじ。
渦巻く雲をつくって、風を起こし、冷たい大雨を降らせてカラダを冷やす。
ア〜気持ちいい・・・と。
それは自然の摂理かもしれません。

地球は、止むことのない風の星になるとき
やがて税金も保険金も貯金もすべて災害に向けられて・・・
みんなシェルターのような家に住むようになる。

クマムシは強いですね。
乾燥、高温、圧力、放射線、なんでもこいという
クマムシみたいな人・・・・いませんね。

2018年9月 6日 10:16 | 雅蘭洞英齋居士

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