台風の爪痕


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道路だったはずが小川が流れている


日曜日の朝、こんなことしていてはいかん、と、やや二日酔いの頭を叩きながら、高尾山に登る決意をした。1月のORMACは、高尾山参拝登山だ。いくつかのコースが台風19号の影響で通行止めだと聞いていたので、そのチェックをしよう。

高尾からバスに揺られ、日影沢の穏やかな林道を選ぶ。バスから降りて、すぐ下の川を覗いて、驚いた。川の流れが変わっている。おまけに流木が・・・。

登山口に着くと、この先が通行止めになっていると表示があった。行けるだけ行ってみよう。日影沢林道は沢筋なので、両サイドは急峻な傾斜だ。歩いてすぐに台風の爪痕に気づく。左右の谷から土砂が流れ落ちたらしく、樹々がなぎ倒されていた。あるところでは道がまるで川底のようになっている。川から溢れ出た水が道に流れ込み、土部分だけを流したのだろうか。岩や石だけが浮き出ていた。

立ち止まって、土砂崩れを起こした谷を見上げる。勢い良く流れてきただろう水と土砂、そして倒れていく樹々を想像する。19号の日は、ここがいかに危険な場所であったか・・・。穏やかだと思っていたこの道すら、この有様。大型台風の恐ろしさをまざまざと知った一日になった。


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あちこちで川幅が広がっている

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路肩がこそぎ取られている

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臨時で整地されているが車は入れない

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土が崩れ、スギが道路を塞いだようだ

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ここで地震がきたらアウトかもしれない

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それでも山頂に着けば富士山、救われるなあ〜


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