よく思うこと


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大根おろしのように心がごりごりとすり下ろされ、痛みとみずみずしさが同時にわき上がってくる。
芥川賞を受賞した宇佐美りんさんの書いた小説「推し、燃ゆ」の冒頭にある一文。

先週末の朝刊に掲載されたに彼女の寄稿文のなかに
人と関わりたくなかったと言ってしまうと、なんだか人嫌いのように聞こえるが、そうではない。人を苦手になるよりさきに、自分をよく思っていなかったので、一人でいなくてはならない、人に近づいてはいけないと感じることが多かった。

若い人の揺れ動く繊細な思いと苦悩が伝わってきた。

コロナ禍の中、若い人たちの将来や未来への苦悩を聞くと気の毒になってくる。生きづらい時代、それでもなんとか諦めずに切り開いてほしいと願う。君たちしか未来を変えられないのだから。最近よくそう思っている。


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