ほろほろと散る



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水面に吸い寄せられるがごとく

今週末で、東京の桜はおおかた散ってしまうのだろう。花や鳥はいつものとおり、人間界の騒ぎなんて知る由もない。散るべきときに散り、花筏の中を鳥たちが泳いでいく。

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コメント

 本當に自然は偉大です。粛々と營みを進めて行きます。コロナの騒ぎも永い人類の歴史の一部に組み込まれて居るのかも知れません。
 良寛さんも俳句仲間の友人に宛てた手紙に書いて居ます「災難に逢ふ時節には逢ふがよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候 これが災難をのがるる妙法にて候」
 又、舊約聖書の「傳導の書」(口語譯の舊約聖書では「コヘレトの言葉」)第三章にもダヴィデの子(ソロモン王)の言葉として「天が下の萬の事には期あり 萬の事務(わざ)には時あり 生まるるに時あり死ぬるに時あり・・・・」と書いてあります。アメリカのバイデン大統領が就任式で、この第三章から引用して「殺すに時あり 癒すに時あり・・・」と演説し、分断されたアメリカを癒して、纏まる時が來たのだ、と言って居たのが印象的でした。

A)
人知を超えた大きな力には逆らえません。
それが起きたら、それに任せるのが自然なこと、と先達が言ってるんですね。
散るときが来たら、散るのがよろしい・・・
まさにそうだと思います。

私たちは、苦難を乗り越えてきたDNEを保って生きている。
生かし、生かされているウィルスと共存していくしかないのでしょう。
あと数年続くだろうと思って、こころ穏やかに対応していくしかないのかもしれません。

コロナより怖いのは、環境問題であると多くの学者が云っているのを
忘れてはいけないと思います。


2021年4月 2日 18:33 | 雅蘭洞英齋居士

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