シルバー文庫


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突然のスコールがあった。新宿通りを見下ろすと景色は灰色になり、向かいのコンビニの前では、雨宿りの人たちが数人、車道を見つめていた。
雨は直ぐに止んで、何もなかったかのように、日が注ぎ始めた。昔はこんな夕立がよくあったことを思い出す。

届いていたスマートレターを開くと、太宰治の「走れメロス」の文庫本一冊とキーホルダーが出てきた。すっかり忘れていた。歌友が「シルバー文庫」なる出版を始めたというので、クラウドから応援させてもらっていたのだった。

目次には「走れメロス」「駆込み訴え」「富嶽百景」「親友交歓」。どれも高校時代に読んでいた小説ばかり。懐かしい。

大きな活字の「シルバー文庫」。一ページには、たったの9行。凄いインパクトだなあと読みすすめると、童話のようにスイスイとページが進む。小さな文字が苦手の人たちは、どんな印象をもつだろう、などと思いながら「走れメロス」を一気に読み終えてしまった。

世の中の多くの人たちに、この文庫が知られると良いなと思う。
志を持って前を進もうとする人を応援したい。その思いは変わらない。

コメント

大きな活字の「シルバー文庫」耳寄り情報をありがとうございます。

A)
ぜひ、知らべてみてください。
ぺんで舎  です。

www.pendesha.com

2021年8月19日 16:57 | ゆみゆみ

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