フグのヒレ酒


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ちょっとオシャレなグラスで


寒い日が続く。こんな夜は、ビールをさっさと切り上げて、フグのひれ酒だ〜と、昨年下関で買ったフグヒレを出して、まずは熱々の燗酒をつくる。そしてフグのヒレを焦げないように、ゆっくりと火で炙る。

好い香りがしてきたら、耐熱のグラスに放りこみ、そこへ熱燗を投入。そしてすぐにフタをする。グラスの中を覗くと、フグヒレから僅かなエキスのようなものが出始め、酒とゆったり絡んでいく。ここが、たまらん/その1。期待感が増していく。

たまらん/その2は、蓋を開けた瞬間の香りだ。「ク〜〜」と声が出る。この香りで、上手くいったかどうかが分かる。酒がヌルい、ヒレが半生だと、そうはいかない。そしてたまらん/その3へ。

「アチアチ」といいながら口に含むと、鼻から口からフグの魔力が押し寄せる。そして、しばし浮遊〜〜。もう肴なんか、いらない。目を閉じて、フグの毒に身をまかせる。

フグのヒレ二枚で、こんな幸せが訪れるとは・・・でした。


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時間が経つと酒が少しずつ飴色になっていく

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秋田の姐さんからこんな写真が届いた


コメント

ほんのり色づいた透明のお酒が、喉に伝わってくるようです♪
至福タイムですね~

昔フグのお店でヒレにライターで火を、、
『ちょっとびっくり…』  
こちらのお話から、解明いたしました!

大雪の中の、小さな夢の世界を楽しませていただきました(感謝)

A)
フグのヒレ酒は、賛否両論みたいです。
焼いたヒレを入れるだけで「ヘンシ〜ン」。

本日は、あんこう鍋に挑戦します。

\(^O^)/

2022年1月23日 00:00 | ゆみゆみ

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