老舗


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我が家からすぐの商店街では、古いお店が次々に壊されて造成ラッシュだ。多分小さなマンションがいくつも建つのだろう。なんだか他所の街になっていくようで、寂しく心許ない。

仕事場の四谷も随分様変わりした。親しいお店のお婆ちゃん、お爺ちゃんはいなくなった。けれど、次の世代が受け継いで、変わらぬ味を守ってくれている。

創業百年の志乃多寿司。稲荷とかんぴょう巻きの二種類だけで、創業百年。頭が下がる。どちらも甘くてコクのある味つけが特長だ。コロナでこの店に通うことが増えた。愛想のいいお姉さんではないけれど、電話で注文をしておくと、「ハイこれです」と渡してくれる。


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そして鯛焼きといえば「わかば」。ここも約70年。ここのオヤジさんが、以前、新宿区議選に立候補した。選挙カーが事務所の前を通っていく。「鯛焼きやのおやじでございます」「わかばのおやじでございます」、他にもちゃんとしたことを言っていたのかもしれないが、この二つだけを覚えている。
選挙の結果、なんとトップ当選。尻尾まで入っているアンコの効果は絶大だった。

いつまでも伝統の味を守ってほしいと暖簾をくぐっている今日この頃・・・。

コメント

四谷の「わかば」、懐かしい〜です。
昔々の大学1年生の時、その時お付き合いしていた方と行きました。
あまり好きではなかったけど、お付き合い位は、、、と思って。
半年続きましたが、私からバイバイ。
甘く苦い思い出です。

A)
わかばのたい焼きは、あんまり甘くありません。
だからでしょうか。ときどき食べたくなります。
とくに冬、路地からアンコの焼けた匂いが漂ってくると
その存在の大きさに気づきます。

2022年2月18日 22:11 | たみ

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