広瀬川
広瀬川の穏やかな流れ。淵には大きな柳の木
広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず〜♬ 青葉城恋歌のメロディと詩に想いを馳せたのは、もう45年前。いつかは歩いてみたいと思っていた。
市内地図を眺め、川沿いの歩けそうな土手を見つけてバスから降りた。
でも土手なんて歩かない。淵のそばに小道があるはずと、草を掻き分けていくと、やはりあった。いまでも誰かが歩いている小道だ。
長雨のせいか、川にはたっぷりの水、音をさせずにゆったりと流れていた。大きな柳、サワグルミ、ネムノキが、川の側に立っている。
今日は平行移動。カラダが弛んでいく。歩いていくと、鳥たちが飛び立つ。ショウリョウバッタ、チョウやトンボも多い。
川と花と虫と、ときおりの風と、もうなにも要らない。
ヒラケ〜ハネ
コガネムシにカメラマンが映っている?
川から上がると、立派な正門に出くわした。なんじゃこりゃ。宮城県知事公館とある。近づいて読みはじめたら、急に腹立たしくなった。
大正年間、当時の陸軍が城から歴史ある文化遺産を勝手に移築していた。それも長官舎の正門としてだ。こうした力づくは、今始まったことではないと分かる。
気分を抑え、中を清掃していた方に許しを得て、見学をさせてもらった。広い庭からは、眼下に広瀬川が眺望できた。権力者は、いつだって眺めのいいところに舘を持つのだ・・・。
2022年7月21日 14:29 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメント
青葉城恋歌…かなり懐かしい響きです^ ^
眺めが最高のところは権力者に取られて、、
本当にそうですね、、、。
A)
お城の上から、我が領地を眺めて満足していたのでしょう。
いま、山城ブーム。
それはそれで、観光の一助になっているようです。
2022年7月22日 17:26 | ゆみゆみ
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