戦う
師が走る、サッカー選手が走る12月、サッカー日本戦のあった午後に、落語、講談の日と重なってしまった。会場に着くと、マスク越しに欠伸の人たちが多い。
緞帳が開いて、師匠らは、開口一番にのたまう。「いいんですよ〜、今日は、寝ていただいても。私らも眠いんですから」「さあ、もう一席の我慢です」。
などと言われると、意地でも寝てたまるかいと、皆さん、思ったはずだが、なんと一番前の席に座っていたご老人二人が、早々と首を落として熟睡していた。
「いいんですよ」と言った手前、師匠たちは、寛容に噺を続けていたが、思えば、全国のあらゆる会場で、睡魔と「戦っていた人たち」がいたはずだ。
2022年12月 8日 17:15 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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