三岸節子


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いつだっただろう。札幌の道立美術館で初めて三岸節子の絵を見て、引き込まれた。そして絵に向う生き方にも感銘を受け、いつか岐阜の美術館に行こうと、決めた。

そしてその日がやって来た。聞いたこともない町、尾張一宮を地図で見つけ、電車、バスを乗り継ぎ訪れると、玄関で節子の銅像が出迎えてくれた。館内の方に説明を受け、企画展の「咲き誇れ花々よ」の部屋に入る。

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いきなり代表作「さいたさいたさくらがさいた」に出会う。大きな枝垂れ桜が、額一杯に吹き零れるように咲いている。そのパワーに圧倒される。その他の花の存在感たるや、節子の愛する花たちが、今もその魂を抱いて咲き誇っている。

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好きな絵の一つ「ミモザの咲く山」

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花を愛し、花を育て、絵と向かいあった生涯を思った。久々に静かな時間のなかで絵を鑑賞した。

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