大竹英洋さん


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この本を携えて、自然写真家の大竹英洋(おおたけひでひろ)さんに会いにいった。大竹さんは、テレビの「ワイルドライフ」にときどき出演されているカメラマンで、彼もまた、星野道夫さんの写真に憧れた一人。

夢の中に現れたオオカミによって、写真人生のスタートを切ったという。200人ほどが集まった小さな会場で、スライド・トークショーが始まった。北米大陸のノースウッズという地をフィールドにして自然や動物たちを撮っていて、その作品集「ノースウッズ 生命を与える大地」は一昨年度の土門拳賞を受賞している。

動物たちの命溢れる写真はもちろん素晴らしいのだが、彼の人柄を伝える言葉には、自然や生き物に対する謙虚さが溢れ出ていた。自然と対峙し、ただ待つという時間をどう過ごしているか、自分に向ける生き物たちの眼差しに、どんな意味があるのか。

心の温まる彼の話を聞き終えてから、「いまの環境への思いと地球の寿命は、後どれほどでしょうか」と質問した。アメリカやカナダで出会った山火事、洪水、氷河の融解などから地球環境の危機を覚えていて、個人的には、地球は厳しい状況にあると思っています、と語られた。

いつかどこかで、もっと話をしてみたいなと思う人だった。
最新の著書「もりはみている」に、彼のもう一つの視線を感じ取った。


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コメント

きびしいご質問とお答えに、
改めてできることは、しっかりやって行こうと思いました。

A)
大竹さんとは、またどこかでお会い出来るような気がしています。
彼のこれからの活動に期待しています。

2023年12月12日 21:32 | ゆみゆみ

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