土曜日の吟行歌会は、生憎の雨。ところが井草八幡宮の参道を抜けて善福寺公園に出ると、普段見られないような景色が現れた。人の姿がほとんどない、雲が低いことで池を中心とした景色が、カメラを覗いているような大きくない画角に収まっている。
小糠雨も悪くない。芙蓉やコウホネ、金木犀の花、水鳥たちが雨粒を受けてじっとしている。蜘蛛を撮ると、その細い足にまで滴がある。遠くに聞こえる小さな音が、より静けさを醸しだす。
滅多に出会えない雨の公園。みんなはどんな歌を編みだすのだろう。
ツツジの植込みの蜘蛛の巣には
2025年10月15日 12:54
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歩キ眼デス4
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