2025年11月

年暮る


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長くかかった仕事を終えたら、なにかスッキリしたくなった。そうだ絵を見ようということで、Sさんからいただいた山種美術館の優待券を持って「年暮る」を見に出かけた。

何度も見ている作品だけど、暮れの忙しさ、慌ただしさを平静にしていく。京都の日本家屋、暮れなずむ時間、青い世界を降る雪が包んでいく。人の暮らしがそこにあり、それぞれの一年の思いを雪が鎮めてゆく。

土牛の「鳴門」、平山郁夫の「シルクロードの遺跡」も展示され、その筆致を見ているだけで心が安まっていくのは、なぜだろう。見つめて佇んでいた画家のその時間を共有できるからだろうか。

本屋さん


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事務所のそばに小さな本屋さんがオープン。こんな小さな本屋さん、いつまで保つのだろうと心配になって、中に入ってみた。文庫本コーナーと趣味の本のコーナーが少しあるだけです。

すると奥からお店の人がやってきて「ここは本の編集とゲーム関係の制作室でもあるんです。これからイベント企画なども開催する予定です」。それを聞いて安心した。 長く本屋さんを続けてくださいとお願いをして、一冊の文庫本を購入した。

自宅の近くでは、若い人が魚屋さんとパン屋さんを開いた。若者が店を開く〜素晴らしいこと〜応援したい気持ちが湧いて、少し元気になった。

風の悪戯?


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風の悪戯でしょうか、こんな楽しいことをしてくれたのは。恋は枯れることなく・・・かな。寒い日に、こんなオブジェ、心が温まります。

ウバユリ


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ちょと怖い〜!

ホコリタケ


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傘の部分をたたくと、穴から白い煙が吹きあがる。いまは胞子であることが分かるけれど、子供の頃は、この不思議なキノコでよく遊んだ。どんな名前で呼んでいたのだろう。

調べるとキツネノチャブクロ(狐の茶袋)の別名がある。その他にも「かぜのこ」「けむだし」「かぜぶくろ」「いしわた」「きつねのたばこ」と愛らしい名前が並んでいるので、皆の目に止まっていたキノコに違いない。

上手く処理をすれば、食用になるらしいが、食欲が湧かないキノコである。

相模湖


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相模湖が眼下に見えると、元気になる。もう一つの山頂と呼びたい居酒屋が待っているからだ。思えばそこを目指すため、コースをアレコレ工夫していることに気づく。メンバーのなかには、山よりもそこの酒が好きで参加してくる輩がいる。

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これは在りし日のメニュー、値上がりしました

相模湖

ヤマザクラ


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久しぶりのORMACは、高尾山を超えて相模湖までの距離のあるコース。4時間半の歩きに最後はいささか疲れた。というのは相模湖まで「後3キロ」の表示が、再び現れたからかもしれない。正しい表示をしてほしい。

途中、一本の巨樹が現れた。ヤマザクラだ。すっかり葉を落とし、自由奔放な幹は、竜のごとく、広い空間を支配し、そこだけ空を広げていた。

酉の市


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四谷・須賀神社の酉の市の看板が掲げられた。この看板を見ると、まだ先であるのに年の瀬を感じてしまう。浅草の鷲神社には、毎年70万人以上の人が訪れ、熊手が買われるたびに、威勢のいい手締めと掛け声が起きる。誰もが商売繁盛と家内安全を祈っているのだ。

Aくん


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鋸山の山中で、Aくんと見つけた甲虫は、珍しい糞虫のエンマコガネだった。アフリカの大地で象の糞を集めて丸いカタチにして転がしているあの仲間だ。

Aくんが掴むと足を折りたたんだ。それまでにアリやゴミムシを見つけては手にする。川が流れていると立ち止まって覗きこみ、生き物をいつも探している。なんか自分を見ているようで、嬉しくなる。

生き物に興味を持つと、自然との付き合い方が広がっていく。Aくんはどんな大人になっていくのだろう。

秋刀魚


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黒潮の大蛇行の終息で、ここ数年すっかりご無沙汰だった秋刀魚が帰って来た。喜ばしいことだ。昔は秋になると、あちこちの台所から秋刀魚の焼ける匂いがした。

焼き上がった秋刀魚を見ていると、村を出ていった子どもたちが、久しぶりに帰ってきたような嬉しさがあった。ちょっと大げさかな。

題詠「終」から

秋刀魚が帰ってきた
烏賊が戻ってきた
よくぞ
黒潮大蛇行
終息

ランドマーク


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そうか、千葉方面から都心に向うと、スカイツリーが見えてくるんだ。一昨日、鋸山の帰りに見ていた夕焼けが、あまりに美しいのでカメラに収めようとしていたら、電車が大きくカーブし赤い空がファインダーから消えていった。

代わりに現れたのがスカイツリー。故郷が東京の人には、ランドマークとして見えるのだろう。故郷の札幌に頻繁に帰っていたときは、藻岩山が近づいてくると胸がキュンとした。

距離が近づく、それを教えてくれるのがランドマーク。人それぞれに、安らぎが生まれるのだろう。

地獄のぞき


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千葉県の鋸山(のこぎりやま)に登ってきました。10月にもロケハンで登っていたので、二ヵ月連続ということになります。10月は台風とぶつかり、ガスが山全体にかかって「地獄のぞき」という高所の恐怖感はありませんでしたが、晴れた日曜日はライオンの横顔もばっちりで、見ているだけで怖さが伝わってきました。