しつらえ


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「設え」と書いた方が良いのだろうか。松本民芸館の一角、飾り棚の上にアオモミジが活けられていた。長く伸びた枝先は、外光を受け、畳に影を落としている。開けられた障子の向こうには緑が映し出されている。

飾り棚にひとつ緑を置く、それもあえて不対象に、外の景色を取り入れる。季節を活かした設えは、人の心に和らぎを与えてくれる。

岩肌に咲く花


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岩肌に咲く花を見ていたら、先日のOさんの歌を思い出した。

そこに
決めたんだね
石積みの隙間に
生命を預ける
野の草

名前がすぐに出て来なかったが、そこからの山々を一緒に眺めた。眺望の良い日だと、ここから100名山のうちの40座が見えるらしい。多くは登った山ばかり、どれもはるか遠くだ。

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猫の耳の右側が北岳、左は甲斐駒ケ岳

ウスユキソウ


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ワールドカップよりも朝日だろうと、早起きをしてご来光を待つことにした。標高2000mの美ヶ原、意外に寒くはない。夕べは、雲の合間から星空が見えたと宿の人から聞く。山のお天気は分からない。女心と山の空・・・これは使ってはいけない言葉だろうか、なんて思いながら、東の空を見ていると、日の出のショーが始まった。

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しばらく眺めてから、周辺を歩く。鹿も食べないというコウリンカの花、ミヤマオダマキ、ナデシコ、テガタチドリ、そしてようやく見つけたウスユキソウ。別名エーデルワイス。雨に降られた早池峰山で慰められたなあと、まじまじと見れば、寒さと紫外線に耐えている可憐な花だと分かる。朝露を受けて美しい〜


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たくさんのチドリが飛んでいるようなテガタチドリ