国宝


20260115_150848.jpg

「熱狂は終わらない、物語は続く」。このキャッチについ惹かれて映画「国宝」の写真展を観てしまった。小さなフロアに歌舞伎の演目のシーン29点の写真が貼られている。ツツツーと見るとわずか10分くらい終わってしまう。これで1600円は、高い。

映画の上映時間が約3時間だから、なんか損をした気分になった。それにしてもこの写真とキャッチがズルい。みんな吸い込まれていく。

大寒


20220113-DSCF9572-2雪幻鉄道・八千穂 (2).jpg
photo by Ranta


「だいかん」、濁音の響き通り、寒さが身に沁みる。まさにタイミングよく寒波がやって来たものだ。冷たいの語源は「爪痛い」から来ていると今朝の天声人語にあったが、頭、鼻,指先、人の体は先から冷えてくる。昔、蔵王スキー場で氷点下20度を超える寒さを体験したが、その感覚は確かに痛いだった。

雪の降る風景は美しくもあるけれど、北国の人たちは雪と戦っていかねばならない。雪かきをせずにノホホンと東京で過ごしていることに、いまでも軽い罪悪感をもつ。夜中、父に起こされて、二人して雪かきをしたあの日を思い出すことがある。

小石川後楽園


P1170658.JPG

まもなく寒波が来るというので、梅の香りでも楽しもうと、小石川後楽園を訪ねた。西口門から入ると順路がいつもと違うので、発見もあり新鮮な気分。梅林ではもう早咲きの種類が咲きはじめている。

仄かな香りは、春はもうすぐを知らせているようで、温かな気持ちになれる。梅などに全く感心がなかったけれど、歳を重ねてゆくと僅かなもの、小さなものに心が惹かれる。枝垂の蕾が開くのは、そう先ではないだろう。

甘い香りの蝋梅、わずかな光を受けている椿、雪釣りの円錐のなかに収まる松の樹型を眺めた後は、お茶室でモンブランとほうじ茶セットをいただく。東京ドームのすぐそばに、静かな世界があった。

20260117_143731.jpg
P1170669.JPG
P1170680.jpg