酉の市


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四谷・須賀神社の酉の市の看板が掲げられた。この看板を見ると、まだ先であるのに年の瀬を感じてしまう。浅草の鷲神社には、毎年70万人以上の人が訪れ、熊手が買われるたびに、威勢のいい手締めと掛け声が起きる。誰もが商売繁盛と家内安全を祈っているのだ。

Aくん


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鋸山の山中で、Aくんと見つけた甲虫は、珍しい糞虫のエンマコガネだった。アフリカの大地で象の糞を集めて丸いカタチにして転がしているあの仲間だ。

Aくんが掴むと足を折りたたんだ。それまでにアリやゴミムシを見つけては手にする。川が流れていると立ち止まって覗きこみ、生き物をいつも探している。なんか自分を見ているようで、嬉しくなる。

生き物に興味を持つと、自然との付き合い方が広がっていく。Aくんはどんな大人になっていくのだろう。

秋刀魚


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黒潮の大蛇行の終息で、ここ数年すっかりご無沙汰だった秋刀魚が帰って来た。喜ばしいことだ。昔は秋になると、あちこちの台所から秋刀魚の焼ける匂いがした。

焼き上がった秋刀魚を見ていると、村を出ていった子どもたちが、久しぶりに帰ってきたような嬉しさがあった。ちょっと大げさかな。

題詠「終」から

秋刀魚が帰ってきた
烏賊が戻ってきた
よくぞ
黒潮大蛇行
終息