姫神山


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たぶん、誰も気づかなかったと思う。啄木記念館から約100段の階段を上がって、道の駅の手前にこの碑があった。小雨だったので多くの人はバスで移動していた。

啄木が詠んだ姫神山、じつは左奥に見える小さな山がそうだと確信した。宮沢賢治もこの山を愛していたと聞いていたので、電車、バスの時刻を細かく調べてこの山を登る計画を立てていた時期がある。そのときに熊の出没のニュースが流れた。

岩手山、八幡平、早池峰山と登って、いつか姫神山と思っているうちに、遠い山になってしまった。

タケノコ


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北のタケノコといえば、この姫竹をいう。野菜と一緒に煮るとサラッとした旨味と歯ごたえが口に広がる。山の帰りによく買って帰っていたが、今はこの値段。地元でもいまや貴重品と云われている。
命がけで収穫した味は、どんなだろう。道の駅もりおか渋民で。

黄金の国


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仙台を過ぎると景色は一変した。家並みが少なくなって、緑が広がり、雲が低くなっている。水田からの水蒸気のせいだろう、雲の底が揃っている。

新幹線「はやぶさ」で盛岡へ向っていた。岩手県は北海道についで広さ二番目の県だけあって、田植えの終わった一面の緑が目映い。これが秋になると黄金色に変るのか・・・。

お米の自給率がもし100%であれば、日本人はもっと堂々としているのではないか。減反をして、高い米の値段に一喜一憂している現状はおかしいと思いながら、秋の黄金色の風景を想像していた。