深山


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鈴なりのエゴノキの花


奥多摩は遠い。けれど緑の真っただ中にいると、都会の喧噪を忘れて心が鎮まっていく。8月の子どもたちとの一泊キャンプのため、ロケハンに訪れたのは「やまのふるさと村」。

奥多摩湖を眺めていたら水の少ないことに気づく。なんでもこの時期にこんなに少ないのは珍しいらしい。このままの状態が続くと、東京はこの夏水不足になるのではないか。

この冬、日本海側には雪が多く降ったけれど、太平洋側には雪が少なかった。心配である。

新緑が終わって、山は深い緑に覆われている。園内のネイチャーコースを辿ると、ウツギ、エゴノキ、ヤマボウシ、そしてライラック(リラ)もあった。そして初めて見つけたのは、オオヤマレンゲ。

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花のカタチから、いい匂いがすると分かる。ライラックは葉のカタチですぐ分かり、落花を拾ってて嗅ぐと、思わず目を瞑ってしまう。なんと気品のある香りだろう。

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オオヤマレンゲも好い香りがした。喩えるなら「甘い誘惑」だろうか。この花は別名「ミヤマレンゲ」つまり深山蓮華。深山を冠にした動植物の名前になぜか惹かれる。

コメント

奥多摩はこんなに素敵な所だったのですね~
神秘的に感じました、特にオオヤマレンゲ。
観入りました。

A)
まさに東京の奥座敷、ですね。
ついた前日、すぐそばにクマが出たそうです。

山は白い花が増えてきました。
オオヤマレンゲは、気品のある花で
エゴの花、ライラックと好い香りの中にいると
しばし、世の中の不条理を忘れてしまいます。

2025年6月 4日 14:37 | ゆみゆみ

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