2026年1月

年間大賞


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昨日は五行歌「麹町倶楽部」の年間大賞、発表の日。大賞ではなかったけれど、二つの歌が上位に選ばれた。大賞に選ばれた歌は、やはり好い。歌会風景やコメントを思い出しながら、二次会は楽しい宴となった。

寒波と猛暑


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相撲の春場所が終わって、冬のオリンピック、WBCとワクワクするようなスポーツの祭典が待っている。そしていまオーストラリアでは、テニスの全豪オープンの真っ最中なのだが、メルボルンは夕方に42度を記録した(らしい)。テニスができる環境ではない。

こちらは寒波と大雪だというのに、反対側では猛暑。今年の夏の北半球は、どうなるのだろうと、心配症はもう戦々恐々としている。

国宝


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「熱狂は終わらない、物語は続く」。このキャッチについ惹かれて映画「国宝」の写真展を観てしまった。小さなフロアに歌舞伎の演目のシーン29点の写真が貼られている。ツツツーと見るとわずか10分くらい終わってしまう。これで1600円は、高い。

映画の上映時間が約3時間だから、なんか損をした気分になった。それにしてもこの写真とキャッチがズルい。みんな吸い込まれていく。

大寒


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photo by Ranta


「だいかん」、濁音の響き通り、寒さが身に沁みる。まさにタイミングよく寒波がやって来たものだ。冷たいの語源は「爪痛い」から来ていると今朝の天声人語にあったが、頭、鼻,指先、人の体は先から冷えてくる。昔、蔵王スキー場で氷点下20度を超える寒さを体験したが、その感覚は確かに痛いだった。

雪の降る風景は美しくもあるけれど、北国の人たちは雪と戦っていかねばならない。雪かきをせずにノホホンと東京で過ごしていることに、いまでも軽い罪悪感をもつ。夜中、父に起こされて、二人して雪かきをしたあの日を思い出すことがある。

小石川後楽園


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まもなく寒波が来るというので、梅の香りでも楽しもうと、小石川後楽園を訪ねた。西口門から入ると順路がいつもと違うので、発見もあり新鮮な気分。梅林ではもう早咲きの種類が咲きはじめている。

仄かな香りは、春はもうすぐを知らせているようで、温かな気持ちになれる。梅などに全く感心がなかったけれど、歳を重ねてゆくと僅かなもの、小さなものに心が惹かれる。枝垂の蕾が開くのは、そう先ではないだろう。

甘い香りの蝋梅、わずかな光を受けている椿、雪釣りの円錐のなかに収まる松の樹型を眺めた後は、お茶室でモンブランとほうじ茶セットをいただく。東京ドームのすぐそばに、静かな世界があった。

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荻外荘


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今年初めての吟行歌会は、荻窪の荻外荘(てきがいそう)を訪ねました。日本を代表する建築家・伊藤忠太によって立てられ、100年の歴史を刻んでいます。和洋を組み合わせた建築様式で、落ちついや佇まいの部屋、贅を尽くした調度品など、おもわず見入ってしまうほど。

その中でも近衛文麿や東条英機らが、密談をしていたといわれる「荻窪会談」の応接室や、戦犯容疑をかけられた文磨が自決した書斎など、見どころがいくつもありました。

今で言う
事故物件
歴史ある建物なら
そんな傷もまた
価値を高める   Wさん

職人たちの
手仕事を
ゆるい冬日が
映し出している
文磨 自決の書斎  拙歌

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新年参拝登山


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強い風のなか、週末は恒例の高尾山薬王院へ参拝登山でした。強い風と寒波の予報が出ていたこともあって、驚くほどの混みようではなく、ちびっ子サッカーチームや中高の体育会系の元気な面々らと何度もすれ違いました。

参拝が終わったタイミングで大太鼓が鳴り始めると、ホラ貝の音が聞こえ、間もなく護摩祈祷の山伏たちが上がってきました。間近でみるのは初めてなので、ありがたい参拝となりました。

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ドナルド・キーン展


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昨年来から時間が取れたら行こうと決めていたドナルド・キーン展。ようやくじっくりと彼の足跡を追うことができた。太平洋戦争時から日本と関わりをもって以来、日本文学と文化を見つめたきた希有な外国人は、多くの文学者、作家との出会いに恵まれ、その研究は大きな成果を残した。

司馬遼太郎、安部公房、谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫など、多くの作家が彼の日本文学と歴史の造詣の深さに驚嘆した。司馬遼太郎が彼をこう評していたのが印象に残った。

精神の温度が高いのか、たえず知的な泡立ちがある。一つの事柄を考えるとき、とっさに脳内に肯定と否定の矛盾がおこるらしく、沸き上がった矛盾の気泡がすぐさまユーモアでもって弾ける。その破裂音がここちよいのは、きっと陽気に「弁証法」が完結するからに違いない。

この一文を読んで、ある人を思い浮かべ、ちょっと可笑しくなった。

不安


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モルゲンロートのようだ


年が明けて不安なニュースが流れてくる。世界は負のスパイラルへと回り始めているのではないか。もう覚悟をしなければいけないのかもしれない。では準備はどうしたらいいのか。
我が身の健康よりも争いのない世界を願おう。
週末は高尾山薬王院へ参拝登山。

広め屋


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こんな呼び名があったんだ。チンドン屋さんの別称であり、古くはこう呼ばれていた。お披露目やお祝いの段取り、そして告知をする人とある。ということは私の仕事も広め屋ということだ。
温かくなっていくと「ひろめや」が増えていく。散歩が楽しくなる。

本年もよろしく


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新年といえば、初日の出が定番ですが、巡り合わせか、この二三日はまん丸なウルフムーンが驚くほど美しかった。上がり始め、赤味のかかった色をしていたので、高台の公園まで足を延ばし、しばし眺めていた。月を見るための名所を造っていた古の人たちの想いが、分かるような心惹かれる月だった。

ということで、本年も歩キ眼デスをどうぞよろしくお願いいたします。