記憶
どうしてそんなに小さい頃のエピソードを沢山語れるのだろうと、羨ましく聞いているときがある。自分は感受性が弱かったのか、それとも覚えられるキャパシティが小さかったのだろうと思っていた。
ところが突然、思い出した。まだ私が小学校に入る前かもしれない。
酒好きの父親が、量り売りの酒を買ってくるようにと私に酒瓶と小銭を渡した。そのとき母親が大きな声で「そんな恥ずかしことをさせないでください」と云った。
母がそんな大きな声を出したのは、初めてだった。その酒瓶は二人のどちらに渡ったのか、それは覚えていない。なぜそんな記憶が不意に浮かび上がったのだろう。
2026年8月 6日 18:59 | カテゴリー: 歩キ眼デス4
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