2026年8月

救助


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暗いニュースばかりのこの頃、ネガティブな気分が続いていたが、嬉しいニュースが入ってきた。船から誤って落ちてしまった柴犬が、26時間後に5キロ離れた島で、無事に発見、保護されたという。

飼い主と犬は涙の再会。どちらも嬉しかったことだろう。海に落ちても諦めずによく島に向って泳いだものだ。奇跡のようなこのニュースで、今日一日が明るく過ごせる。良かった。

暴走


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生きているうちは、地球はまだ大丈夫だろうと思っていたが、トランプの暴走、AIの暴走、温暖化による様々な災害で、世界週末時計の針のスピードは加速している。

目が覚めると憂鬱のニュースばかり。早く晴れの気分を味わいたい。

ペンギン


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ペンギンの食事時間になった。飼育員はバケツから小魚を柄杓で掬い、ペンギンたちの泳ぐ池に撒いた。すると一斉に魚に向ってペンギンたちが泳ぐ、くわえるを繰り返す。あまりにも早すぎて確認できなかったが、一匹も口にしていないペンギンがいたかもしれない。

もしそうであるなら腹ぺこのまま一夜を明かすのか。そう思うと不憫になった。ここにも喰うための競争があった。

水族館


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マグロのトップスピードは、時速80㌔を超えるという。この狭い水槽では、それは叶わない。それでも尾びれを少し動かしただけで、スピードが増す。無駄な抵抗をなくした流線型、そして銀色のカラダの美しいこと。しばし、暑さと喧噪を忘れた。

水族館を出ると大型バスが並んでいて、一台の表記に「国産生本マグロ食べ放題ツアー」とあった。一瞬、ウ〜ムとなり、たぶんこんなツアーには、参加しないだろうなと思った。

花器


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松本民芸館で買ったミニサイズの花器、三個で千円。アササンの帰り、空き地の草花を連れて帰って、丈を合わせて活けてみたら、いつもの朝食がちょっと華やかになった。

高校野球もいよいよ後一試合。球場を飛んでいるトンボたちが秋を告げているように見えた。

鱗雲


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昨日、ヒンヤリとした空気を感じて、見上げるとこんな雲が広がっていた。
いよいよやって来た。
秋が高い空から、猛暑を押し出そうとしている。

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10年前の今日、こんな歌を詠んでいた。

縦走


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いつかいつかという人に、いつかはやって来ない。
そんな諺を覆そうと、陣馬山〜高尾山縦走を試みた。30年前くらいからいつかは歩いてみようと思いながら、理由をつけては逃げ、時間だけが過ぎて、体力の衰えがやって来た。

エスケープルートがいくつもある、体力の限界が来たら何処からでも下りられる。それを担保にして陣場高原下へ向った。底沢峠への登り慣れたコース、早朝に降った雨のせいで滑り易く、湿度が高く苦しんだ。しばらく一人の山行から遠ざかっていたので、マイペースがつくれない。

肺にたっぷりの空気を入れようと、何度も深呼吸をする。テンポよく登ろうとするが、昔のようにはいかない。もがき苦しみ一時間後、ようやく尾根に出る。やれやれと水分を摂り、息を整える。

人影が少ない。いつもなら次々に人が通る賑やかなコースなのに、どうして?朝方の雨か、お盆の最後だからか、こんな静かな縦走コースは初めてだ。よその山に来ているような雰囲気。

これは静かでいい、と地図を眺めてこれからのコース時間を確認する。約6時間、一つひとつのピークを超えていこう。カメラを手にゆっくりと歩き始めた。

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底沢峠、堂所山、景信山、小仏峠、城山・・・ここを通過したときに声がかかる。「おっ!」とお互い顔を見つめて、直ぐに思い出せない。そして二人声を合わせ、「お〜こんなところで!」と笑顔になる。

定期的に通っている落語会のメンバーだった。まさか、こんな所で会うとは〜。五分ほど話をして「高尾まではキツいよ」の声をいただきながら、もう少し頑張ろうと思った。一丁平でようやく一休み。
霧雨も上がってきたので、ザックカバーを外して記念の一枚を撮る。

このリュック、もう15年、相棒となって全国の山を登っている。ここで終わろうかとリュックに相談する。なんとか高尾山まで辿り着いて、ケーブルカーで下りては、と答えたような気がして、ならばとステッキを取り出し、気合いを入れる。

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なんとか高尾山に辿り着くと、膝はガクガク。休憩をしながら考える。ここまで来たのだから、高尾山口駅まで歩き通して記憶に残そう。
転ばぬように稲荷山コース(約一時間)をゆっくり下りはじめる。いつからこんな木段が続くようになったのだろう。ときどき足を踏み外しそうになる。

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展望台にようやくついたとき、足がつった。両ストックに支えられながらの下山。持参して良かった。ケーブルカーの清滝駅に着いたときはホッとした。歩き時間だけで6時間。三万歩をゆうに超えていた。久しぶりの達成感。やれば出来る。

そして二日目、ふくらはぎの痛みは、なかなか引かない・・・

キツネノカミソリ


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お盆の頃になると、この花をよく目にする。キツネノカミソリ(狐の剃刀)物騒な名前のお陰で、しっかり覚えた。狐火を思わせる色、そして細い葉が剃刀に似ていることから名付けられたとある。

暑くても、花たちが季節の移ろいを教えてくれるので、チョッピリ救われる。

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ミズヒキ、キンミズヒキも

しだれ君


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暑い日に見たくない画像ですね。高尾駅近くのお寺にある枝垂れ桜です。
枝垂れて枝垂れて、こうなりました、とでも云いながら、寄ってくるような雰囲気。

この中に入ると、みどり色のスカートの中にいるような気分になりました。
花も見事でしたが葉もこんなにモリモリ、なんか夢に見そうです。

ゴーストタウン


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昔の地球に戻すには?と、AIに相談すると、どんな答が返るのだろう。
「モウテオクレデス」。
人に優しいAIは、そうは答えないんだろうなあ。

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黒部峡谷の帰り、北国街道の海野宿に立ち寄るとゴーストタウン・・・36度。

記憶


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どうしてそんなに小さい頃のエピソードを沢山語れるのだろうと、羨ましく聞いているときがある。自分は感受性が弱かったのか、それとも覚えられるキャパシティが小さかったのだろうと思っていた。

ところが突然、思い出した。まだ私が小学校に入る前かもしれない。
酒好きの父親が、量り売りの酒を買ってくるようにと私に酒瓶と小銭を渡した。そのとき母親が大きな声で「そんな恥ずかしことをさせないでください」と云った。

母がそんな大きな声を出したのは、初めてだった。その酒瓶は二人のどちらに渡ったのか、それは覚えていない。なぜそんな記憶が不意に浮かび上がったのだろう。

トロッコ電車


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暑さから逃げるように黒部峡谷のトロッコ電車に乗って、涼を楽しんできた。以前、剣岳を登った帰りに憧れのトロッコ電車に乗るプランを考えていたが、台風で山道が流されて諦めた。

渓谷を縫って、川沿いをゆっくりと上がっていく。トンネルに入る度に涼しくなる。V字峡の急峻な山を見上げ、深い谷を見下ろす、それだけで背筋に涼しいものが走る。

半世紀前に観た映画「黒部の太陽」の舞台を重ねると、撮影も命がけだっただろうと想像した。

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こんな吊り橋がいくつもあった