2010年7月
この写真を見てビックリ。カラスウリの花です。本では知っていたのですが実際見たのは初めて(写真なので実際ではないが)何故に花びらの先からにょろにょろと白い紐状のものを伸ばさなければならないのか?そして日没から咲き始めると聞くと、何やら怪しいことを起こすのではないかと期待がかかるのですが・・・。じつは夜行性のスズメガを呼び、受粉をさせるためにこうした形状になったようです。進化というのは想像を超えていく、不思議なものです。
花言葉があります。「よい便り」「誠実」「男ぎらい」。
2010年7月30日 14:10
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歩キ眼デス
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夏山の季節になると落着きません。猛暑も湿度も都会の喧噪もない3000メートルの世界を想像すると、下界から脱出したくなるのです。そしてブログでお花畑や遥か彼方に知っている山を見つけると、地図を出しては位置関係を確かめています。そんなわけで、かつて登った白馬岳の頂上付近の写真を見てもらって、涼んでもらおうかと考えました。
写真はヤマレコのminkistさん撮影のスナップ。
雪渓の近くにはチングルマのお花畑
高地で見かける大好きな鳥、ホシガラス。
ウルップ草。久々に見ました。
雪渓とハクサンイチゲの組み合わせは、涼しさが増します。
2010年7月29日 16:59
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歩キ眼デス
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生け垣なかにブルーベリーの実がなっています。毎年お盆の頃、青みが増し食べられるようになるので、ときどき一粒を失敬しては味を楽しみます。また近くのブラックベリーの木もたわわに実をつけ、赤から黒へと糖度を上げているように見えます。日本では、茸採りで熊と人とが鉢合わせすると聞きますが、カナダやアラスカではベリー取りに夢中になって、熊と鉢合わせすることがあるようです。
ブルーベリーは、ツツジ科の仲間です。花言葉は「知性」「信頼」「親切」
2010年7月28日 15:36
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歩キ眼デス
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エノコログサが空き地で揺れています。犬のしっぽに似ているから犬ころ草。猫がじゃれて遊ぶから猫じゃらし。犬にも猫にも喩えられて呼ばれているのは、この草だけでしょうか。
風をうけているエノコログサを見ていると、ムラムラと夏山に登りたくなってきます。来週は百名山60座目の白山を予定しているので、その前に2000メートルの山をひとつ登ってトレーニングをしなければと思ってきました。
2010年7月27日 11:23
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毎日続く暑さはアメリカや中国でもひどいらしく、猛暑と大雨による被害が報道されています。この両国はこの冬にも豪雪による被害を受けているので、何かの共通項があるのかもしれません。ソビエトでも猛暑による死亡者が激増、南米のリオでは、気温が45度を超え50°近くになったとか。一方アルゼンチンでは寒波で記録的な雪が降り、ホームレスらが亡くなっている。私たちは、50年ぶりの異常気象などと言っているが、果たしてそうなのだろうか。毎年続くと異常ではないわけで、人間はもうパンドラの箱を開けてしまったのではないだろうかと、心配です。暑さ対策も長期戦で構えましょう。(今年は残暑が長いらしく、10月まで残るとの予報でした)
風に立ち向かうヒマワリ。オールバック姿は「目玉親父」みたいです。
2010年7月26日 12:41
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昨晩に雨が降ったのでしょうか。緑道の木々が濡れていました。風が吹くと避暑地のような涼しさで、暑くなっていくとは思えません。すれ違う犬たちやジョガーたちはいつもと同じ、変わらぬ一日のスタートです。こんな暑さを喜んでいるのは、百日紅かもしれませんね。放射状に伸びる矢印のような形で赤い花を咲かせている木があります。白い花の種類は、淡く甘いハッカのような香りを放ちながらもう散り始めていました。
陽が上がる前は、以外に涼しいのです。
百日紅の赤い花は、元気です。
白い花には、香りがあるようです。
2010年7月23日 10:34
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戦国時代、岩殿山山頂には城がありました。1530年代に武田氏の親族衆の扱いを受けた小山田氏によって築城されたと考えられ、現在は山梨県の指定史跡になっています。お天気が好ければ、西側に富士山を眺めることができるのですが、この日は雲が多く姿を現しませんでした。岩殿山は登山道が整地されているので、山登りが苦手な人も1時間ほどで登れます。桜の樹が全山に植えられているので、春はとくにおすすめです。
100メートル下には、桂川。鮎釣りの人が見えます。
ここには大きな城門があったらしい。
200メートル下には中央高速が走っています。
山頂に咲いていたオカトラノオ。
百合に似ているノカンゾウ。
2010年7月22日 19:43
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今朝、涼しい風の中を歩いていると雀が蝉を追いかけていました。サルスベリの白い花はもう散り始め、ハッカのような淡く甘い香りを放っています。しかし六時半を過ぎるころから、気温の上昇を感じました。今日は36度を超える予報が出ています。熱中症は室内でも起きますので、クーラーをかけ水分補給をするなどの暑さ対策をたてましょう。
さて昨日の続きです。大月駅からすぐの岩殿山。中央線からもこの山の落差のある岩壁をはっきり見ることができます。標高634メートルですが、標高差はわずか266メートル。1時間あまりで山頂に登れるトレッキングコースです。雨が上がり、蒸してくると虫たちもたくさん出てきます。それを狙ってカナヘビ君も現れるようで、この日は何度も驚かされました。そして初めて見る昆虫に遭遇しました。「ナナフシ」です。どこにいるか、分かりますか。
この日カナヘビ君たちは、登山道に何度も現れました。
こちらから撮るのは初めてかな。キアゲハと目が合いました。
2010年7月21日 11:57
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梅雨が空けたのかなと思ったのは、山梨県の岩殿山に向かう車中でした。車窓から力強い夏雲が次々と流れていくのがよく見えます。こんな雲を見てしまうと山男は、早く下車して、ぐいぐいと山を登りたくなるもので、待ち遠しかった夏を山行の日に迎えられる幸せを感じました。さて大月駅に下りると目眩するほどの暑さです・・・
雲もうれしそうにどんどん形を変えていきます。
カメラマンのAさんから珍しい「彩雲」の写真が送られてきました。
2010年7月20日 17:24
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朝から暑くなりそうな梅雨明けの空気を感じました。運動公園の一画に、去年の今ごろ紹介できなかった花、カンナが咲き誇っていました。さてカンナといえば、志ん正の落語のひとつのくだりを思い出します。こんな調子です。
「何だぃあの女は?オンナじゃないねあれは。亭主の命を削るカンナだね」。ここに話が入ると、もう顔は笑っています。そのカンナですが、じつに艶やかな様子をしています。江戸時代の前期に渡来して広がったそうですが、見ていると夏を待っているワンピース姿のお姉さん、といった趣を感じます。
花言葉はたくさんあります。「情熱」「尊敬」「堅実な生き方」
「快活」「妄想」「熱い思い」「若い恋人同士のように」
「花びらのように見える部分は、6本あるおしべのうちの5本で、
残りの一本だけがおしべとして機能する」とあります。
2010年7月16日 12:09
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「美しい花には棘ある」という諺がありますが、バラ以外にも刺のある花がありました。このアザミ嬢です。葉や茎もふくめ、ここまでトゲでガードしなくても良いじゃない、といいたくなります。動物に食べられないため!?(アフリカのキリンは、平気でトゲだらけのアカシアの葉を舌で絡め取って食べているけど)。こんなにトゲがあると、怖くて近づけないね。
花言葉「独立」「厳格」「復讐」「満足」「触れないで」(アザミの場合)
トゲアザミという種類でしょうか
2010年7月15日 14:52
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この花はなに!?と一枚の写真が送られてきました。初めはウツギの種類だろうと思っていたのですが、よく見ると不思議な花なのです。ガクアジサイや半夏生にも見えるし、花はキリンソウみたいだけど、きれいな星形をしている。そこで権ちゃんに画像を転送して聞いてみました。すると「コンロンカだよ」との返事。調べてみると「崑崙花」、ムッセンダともいい、アカネ科の仲間です。花は黄色の星形で白い葉は萼。これから広まりそうな予感がします。花言葉は「神話」。
「ハンカチの花」とも呼ばれているそうです
鉢植えにして、女性にプレゼントすると喜ばれそうです
2010年7月14日 10:52
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蓮の開花あちこちで始まっています。二年前に初めて古代蓮の花を見ました。場所は埼玉県の大宮からシャトルに乗って10分位の原市沼。仕事の取材が終わってから見に行ったのですが、あまりの美しさにしばし絶句・・・係のおじさんいわく「早朝であれば満開を見られるから、また明日いらっしゃい」。遠いので早朝は無理だよ〜。古代蓮満開の新聞記事を読んで、あの日を思い出しました。蓮の花は、3日間開閉を繰り返し、4日目の午後には全ての花弁が散ってしまうそうです。
昼過ぎなので多くが閉じていました。開いているところ見たかったなあ。
2010年7月13日 13:05
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今朝は、半月板除去後の六ヶ月検診でした。結果、レントゲン撮影でも問題なし。最近の山登りでもポチは大人しいので、一ヶ月後の白山も何とかイケそうです。さて昨日、投票が終わり小学校の庭を歩いていると、朝顔の葉に付けられている銀紙に目が止まりました。もしかすると懐かしい光合成の実験だろうか。銀紙を外して太陽の当たらない部分にヨウ素をつけて、でんぷんの反応を見る。その先はちょっと忘れましたが、たしかジャガイモの葉でやったような記憶があります。昔のことは、よく覚えているのです。
朝顔の葉に、いくつもクリップで銀紙が止められていました。
2010年7月12日 17:48
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道端や空き地でよく見かける花があります。シバザクラに似ていますが、調べてみるとムシトリナデシコ。コマチグサともいうようです。ムシトリだから食虫植物かなと思ったのですが、「茎の上部が粘液状になっていてアリなどが付着して上がれない・・・・」なるほどね。それでこの名がついたのか。せっかくの蜜は、受粉を助ける蝶や蜂にのみ与えられるようです。
花言葉は「罠」「裏切り」「未練」「青春の愛」
偶然にもその蝶がやってきました
2010年7月11日 17:38
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仕事で頭が疲れたら、風が吹いていたらと、いろんな理由をつけては歩いています。今日も事務所までのコースを一時間かけて、疲労回復のために歩いてきました。おかしいでしょうか。でも疲労回復にはウォーキングが一番だと思っているんです。さてコースの途中、ある発見をしました。新宿御苑のそばを流れる小川が、玉川上水だったのです。つまり取水口である多摩川の羽村からの水が、先日歩いた玉川上水緑道横を通り、すぐ近くの四谷大木戸に向かっているのです。この小さな流れを追いかけていくと、あららら・・・取水口に吸い込まれ暗渠のなかに消えていきました。約350年も前に、多摩川の流れがここからさらに四谷見附を通って、江戸城本丸、市中の方々に供給されていたとは、玉川兄弟は凄い事業をしたものです。時間をかけても、この43キロの流れに沿った道を歩きたいものです。
先日歩いた玉川上水緑道を流れる水は
40キロの旅をして新宿御苑の横を流れて
四谷大木戸の手前で取水口へと消えていきます
2010年7月10日 17:47
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オフィスの外では、何台もの選挙カーが大きな音声を出しながら走り抜けていきます。また近所に選挙事務所が三つもあるので、そのうるささといったら半端ではありません。「立ち上がれみんなの党」か「新党タリーズ」なのか、「与謝野大蔵」なのか、だんだん頭のなかが馬耳東風トランス状態になってきました。あと二日、あと一日で静かになると、梅雨のなかで我慢が続きます。
週末は雨。ノウゼンカズラの花が下に向かって咲いています。
ヤマレコというサイトに、先日の那須の山の記録をアップしました。
2010年7月 9日 17:48
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チョロチョロ流れるお茶の水・・・イキな〜聖橋の向こうに青空が見え、神田川を船が走っていきます。もう雨にうんざりですが、オーストラリアやタイはひどい水不足だと聞きます。オーストラリアへの水の輸出も考えられているくらいですから、もしかすると将来、水が日本の経済を救うのではないかと期待してしまいますが、なんせ話は水物。水となって流れるのかもしれません。梅雨明けまであと二週間くらいでしょうか。
学生時代に何度も眺めた風景です。
2010年7月 8日 17:13
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「どろ亀さん」と呼ばれた森の人がいました。森林学者で東大の元名誉教授の高橋延清さんです。いつも泥まみれになって歩いているところから「どろ亀さん」の愛称で親しまれていました。うつ伏せになったまま、虫眼鏡で土の上の小さな世界を見ていた姿をよく覚えています。停年退官するまで一度も教壇に立つことなく、北海道富良野演習林のなかで研究と教育に従事し10年ほど前に亡くなりました。山に入って、コケ類やキノコ、虫たちの攻防などを見ていると、ある日のどろ亀さんを思い出します。日常から離れた世界を見ていると、たしかに時間を忘れてしまうからです。
小さな森林を思わせるコスギゴケ。ここにも植物の日照権争いがありそうです。
倒木は、命を育てる大地。小さなキノコを見つけると一瞬、足が止まります。
彦星、織姫になりたい者たちがこんなにいます。
2010年7月 7日 11:11
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那須の沼ッ原湿原から南月山を歩こうと、久々に遠出しました。さて沼ッ原湿原ですが、ここは生きた化石といわれるクロサンショウウオとモリアオガエルの生息地として有名です。沼底で元気に泳いでいるオタマジャクシは、どうやらクロサンショウウオ。モリアオガエルは、木の枝に白い卵がまだぶら下がっていたのでこれから孵化でしょうか。湿原にはさまざまな花が咲いていますが、どうも数が少ないので鹿に食べられているのかもしれません。
「ヌマッパラ」の名前は、地元の方言がそのまま活かされたんでしょうね。なにやらジンワリ可笑しく、あったかさが伝わってきました。
雨が落ちてもいい風景になりそう。
花が咲き始めたコバイケイソウ。「小梅蕙草」と書きます。
ニッコウキスゲは数が少なかった。
2010年7月 6日 19:32
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初夏の山を登っていると、遠くから何ともいえぬ鳴き声が聞こえてくることがあります。先週の丹沢では、ブナ林からカエルのような声が聞こえてきました。「ミョ〜〜〜ケケケケケケ〜〜」。近くまで行くとあちこちから、この鳴き声が繰り返されます。これはエゾハルゼミ。北海道から九州まで分布していて、関東だと千メートル前後の山で鳴き始めます。ヒグラシにも似ていて、緑のなかでは爽やかに響くんですが・・・・
幹よりも枝や葉に止まっています。
2010年7月 5日 13:03
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初めて見ました。カブトガニは知っていたけど「カブトエビ」なんて。まるで映画のエイリアンみたいです。もうこれ以上成長しないのでしょうか。多分進化の途中、兜一家が将来を案じて、エビ属とカニ属に別れたのでしょう。そしてお互いその後カタチを変えることなく、ひっそりと生き続けてきた・・・。実際の生息場所に行って、泳ぐ姿も見てみたいものです。さてこの写真を送ってくれたのは、上州の自由人権ちゃんです。きっと近所の子供と一緒に近くの小川で網で救い上げたに違いありません。羨ましい〜。
童心に戻してくれる姿カタチです。気に入りました。
これが正しい「スミダノハナビ」。これも権ちゃんの写真。
今日のアルキメデスでは、ある昆虫を紹介する予定でしたが、それは来週にします。生き物は、鮮度が優先されるから。権ちゃん、また自然の一コマを送ってくださ〜い。
2010年7月 2日 11:18
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ワールドカップ決勝ラウンド一回戦で日本チームが、PK戦で破れました。今朝の新聞のコラムに「敗者を決める儀式」とありましたが、まさに生死をかけているような重い空気が流れていました。勝負は自然界と同じように厳しいものです。ただ自然界の中では、同じ生き物どうしが生死をかけて最後まで戦うことはしません。ラグビーのルールのように、両者を勝者として、決着をコイントスで決められないものかと思いました。
自然を活かしたゴーヤのグリーンカーテン。
美しい・涼しい・美味しいの一石三鳥です。
ゴーヤの花は、こんなです。
2010年7月 1日 12:58
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